転生したら、破滅する王国の王子だった〜知識チートとフラグクラッシュで未来を変えろ〜

どこにでもいる普通の高校生だった一ノ瀬達也はある朝、幼馴染の佐藤美優との登校中に歩道に乗り上げてきたワゴン車に轢かれ、死んでしまう。 そして、気がついてみると、かつてプレイしたことのあるRPG、『ドラゴン・ソード』の世界に転生していた。 しかもその転生先が、ストーリー終盤で破滅する王国、エラルドの第一王子、カイル・エラルドだったのだ。 このままではこの国で革命が起き、自分は暴君の父、ハミル・エラルドもろとも民衆の前で処刑されてしまう。 そうならないために、カイルは税を下げて民衆のご機嫌取りをやったり、ゲームの知識を活かしてフラグを折ったり、地球の娯楽を再現して大金を儲けたりと日々奮闘する。 そして気がついてみたら、民衆からも配下からも慕われる、人気者となっていたのだった。