黒の賢者は影を織る ~聖女代理はもう用済みだと追放されたが、かけられた呪い【闇属性】は万能のチート魔法だった~
最終更新:2023/8/25
作品紹介
【コミックス全2巻、好評発売中! 漫画も小説と同じく、最後まできっちりと描き切られています!】 聖女が不在の期間、代わりに大規模な結界を張り続けた魔術師カイト。彼は王太子お気に入りの公爵令嬢が次期聖女に内定すると、アラサー男が代理を務めていたのは外聞が悪いとして功績をなかったことにされ、闇魔法以外が使えなくなる呪いをかけられてしまう。 しかも、もう一人の聖女候補を召喚する際、誤って竜が呼び出されると、皆がカイトに後始末を押し付け、彼を竜といっしょに国外へ放逐しようとする。 だが、その竜こそが実は本物の聖女だった。彼女は政治利用されることを嫌って正体を隠していたのだ。 カイトは聖女を守るためあえて追放処分を受け入れ、森の奥で薬師として二人で暮らすことに。 ただ、ひっそりと目立たないようにするつもりだったのだが、実は闇魔法は使い方次第でチート級の性能を発揮するものだった。 そのおかげで薬屋は大繁盛。カイト自身も近隣の冒険者たちから頼りにされ、薬師として様々な問題を解決することに。 そんな中、数十年に一度の魔獣の大発生により、結界が破られたとの報せが届く。 「……いや、俺に助けを求められても困るんだが。闇魔法しか使えないんだから。それより結界外の皆を守る方が先だろうが」
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