大罪の悪王
最終更新:2020/12/6
作品紹介
※注意:主人公は壊れています。物語が進むにつれて、クズ・外道になっていきます。力を持った主人公が、自己快楽のため、我儘であり続けます。カッコイイ悪役をお望みの方は、ご遠慮ください。 グランゼ大陸が【ユースティア大帝国】によって統一されて百年。 大陸が統一されたことにより、大きな格差社会が生まれ、激しい貧富の差が生まれただけでなく、ユースティア大帝国の人間至上主義が広まり、獣人などの亜人たちは排斥されていった――――。 孤児であるヴァイスは、他の孤児たちとその日を生き抜くことに必死だった。 本来、孤児を受け入れるはずの孤児院や教会では、腐敗が進み、どこもヴァイスたちに手を差し伸べることはしない。 さらに、一般的に10歳の誕生日と同時に教会で行う【祝福】という儀式によって、人々は≪天賜≫という特殊な力を手に入れるのだが、当然の如く孤児であるヴァイスたちが【祝福】を受けることは出来なかった。 それでも、悪事に手を染めることなく、まっとうな人生を歩もうと必死に働き、辛いながらも仲間たちと支えあって暮らしていた。 しかし、孤児たちのことをよく思わない貴族によって、ヴァイスは全てを奪われた。 ヴァイスはこの国の『正義』に激しい憎悪を抱き、復讐することを決意する。 貴族を、国民を、そして国を。 何もかも否定するため、力を蓄えるのだった――――。
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