うちにご飯を作りにきてくれる幼馴染は、僕を異性だと意識してくれない
最終更新:2021/11/13
作品紹介
「あ~、彼氏欲しいよ~。ねー、こーたろー。だれかいい人、いないの?」 「ひまりに紹介できるような人はいないかなぁ」 「こーたろー、友達いないもんねぇ」 一人暮らしの大学生、僕、大村浩太郎は彼女のことが好きだ。 生まれたときからいっしょで仲のいい、年下の幼馴染、小倉ひまりのことが。 彼女は一人暮らしの僕を心配して、学校帰りにうちへ寄ってご飯を作ってくれる。 白いセーラー服を揺らしながら台所に立つ彼女を見て、僕は幸せな気持ちになる。 ひとりの女の子として、僕はひまりのことが好きだ。 しかし。 あぁ、しかし。 ひまりは決して、僕を異性として意識してくれないのだ――。 「あー、彼氏欲しいな~。素敵な男の人がいればな~」
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