ルクトニア領千紫万紅輪舞曲
最終更新:2017/10/11
作品紹介
オリビア・スターラインは、領主の息子であるアルフレッド付の護衛だ。 幼馴染でもあるアルフレッドは、大人たちの前では「つつましやかな領主の息子」を演じているが、オリビアの前では口は悪く、行動は粗野。 ある日、「夜の街に行く」と言いだしたアルフレッドは「素性がばれると面倒だ」とこともあろうに女装をすると言いだした。オリビアが制止するにも関わらず、彼は『街』に行くことを断固として譲らず、仕方なく男装したオリビアがお供をすることに。 そんな日々の中。 ふと気づくと、アルフレッドの身長はオリビアを抜いてしまった。 「それではもう、護衛はできないね」 とオリビアの父親が言い出し、護衛を引退した後のことを考えて、オリビアの元にはいくつかの縁談が舞い込み始める。 ところが、その縁談がまとまらない。理由はすべて同じ。縁談相手が、「忘れられない女性と出会ったから」だった。 よくよく聞くと、その「忘れられない女性」は女装したアルフレッドだった。 彼は、オリビアの縁談相手の元に女装で向かい、誘惑して帰ってくるのだ。 激怒するオリビアだったが、ある日、友人が殺害される、という知らせが届く。 前後してアルフレッドが街で知り合った女性も殺害されたところだった。 二人の共通点は、『エメラルドの首飾りを男性から贈られた』ということ。 オリビアとアルフレッドは仲違いをしながらも、犯人を捕まえるために動き出す。 オリビアは男装を。アルフレッドは女装をして。 ◇◇◇◇ この話は、『ルクトニア領百花繚乱円舞曲』の外伝となっていますが、独立した作品としても読めるようにはしております。 一日2回更新を目途にしています。 よろしければ、お付き合いくださいませ。
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