アトボロス獣王記

やまあいの村で捨てられた人間族の赤子がいた。 犬人族の夫婦が赤子をひろい「アトボロス」と名づける。 十五歳になった人間の子は、村の守兵となるため訓練兵となった。その初日、獰猛な獣「グール」が村を襲う！ 「アトボロス。東の都に、この国の歩兵隊がいる。この書簡をわたすのだ。できるか？」 父の命により、生まれて初めて村の外へと旅立つアトボロス。はたして無事に助けを呼び、村の窮地を救うことができるのか！ 様々な種族が、火をつかい精霊をあやつる世界。人間族は、いまでは珍しい希少種族になっていた。 獣人世界でたったひとり人間のアトボロス。だが少年は運命を切りひらき、犬人、猿人、猫人、鳥人と仲間を増やし、やがて建国王になる英雄譚！ ※エブリスタなど他サイトにも掲載中。カクヨムが最新となります。