忘却の天井
最終更新:2021/3/21
作品紹介
遥か昔、地上には人が溢れていた。 増えすぎた人口を養うには、地上は狭すぎた。暮らす土地は狭くなり、食料の割り当ても減っていった。 この問題を解決するために人類の出した答えは、宇宙への移民だった。人類は第二の大地として、地上を取り囲む巨大な“天井”を建造した。天井の居住面積は地上の数千倍に及び、人類は続々と天井へ移住し、土地問題は一挙に解決した。そして、地上に住む人々は徐々に減っていった。 やがて、人類のほとんどは天井へと移り住み、地上と天井の往き来は徐々に減り、途絶え、天井は地上を忘れていった。 それから、数千年の時が過ぎた・・・ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ※TwitterおよびTogetterに投稿していた、「忘却の天井」 https://togetter.com/t/%E5%BF%98%E5%8D%B4%E3%81%AE%E5%A4%A9%E4%BA%95 の再筆です。 Twitterでは途中まででしたが、なろうでは完結しました!