酒井七馬と手塚治虫
最終更新:2016/3/30
作品紹介
昭和二十年。終戦直後の日本、大阪。 大阪大空襲の焼け跡も生々しいその場所に、一人の漫画家が立っていた。 酒井七馬。 戦前の大阪漫画界で活躍していたその男は、敗戦のショックに打ちひしがれていた日本人を見て決意する。 自分の漫画を用いて、そしていずれはディズニーにも劣らないアニメーションを作って、人々を笑顔にしてみせる。 七馬は大阪で活動を開始する。 漫画を描き、雑誌を作り、後進を育て―― そんな七馬の前にひとりの青年が登場した。 「僕の描いた漫画を読んでほしいと思って、ここまで来たんです。僕、手塚といいます」 それは日本漫画史に残る巨人、『漫画の神様』手塚治虫の若き日の姿であった。 (この物語は、史実をもとにしたフィクションです)
評価・レビュー
まだレビューはありません。