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作・白胡麻もち

幼神はまだ夜明けを知らない ―終末を招いた男の息子、歴代最弱の救世主になって異世界救済でリトライする―

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【作品紹介】

未知のゾンビウイルスが漏洩し、およそ20年。 崩壊する世界の中で育ってきた23歳の青年・御崎成哉(おざきせいや)は、旅先でゾンビに噛まれ、人間として生を終えようとしていた。 「来世は平和な世界に生まれたい」――死のまぎわの願いに応えたのは、自らを管理者であり神だという少女・ククリア。彼女は願いを叶える代わり、とある使命を受けて欲しいと成哉に持ちかけてくる。 それは異世界に生まれ変わって、地球から召喚されてしまったゾンビを倒して欲しいというものだった。 「父親の代わりに、君にこの世界を救って欲しいんだ」 ゾンビウイルスをばら撒いたのは……成哉の実の父親。 身内としての責任や負い目から、ククリアの頼みを受け入れる事に。 しかし何者かの妨害が起き、加護を受けることなく転生。 貴族の一人息子・ウェスティンとして生を受けるも、4歳という異例の早さで前世の記憶を取り戻し、おまけに持って生まれた不幸体質のせいで両親を亡くしてしまう。 転生者が「神の遣い」として崇められる世界で、親族から見放され、孤児として教会へと預けられてしまったウェスティン。 そこで温かく迎えられ、ようやく望んでいた幸せな日常を得るも、彼らもまたゾンビの脅威に晒されていると知るのだった。 受け入れてくれた人たちのため。 無力な幼児がいま、立ち上がる――……。 ゾンビウイルスの正体、父親の謎、転生を妨害した存在。いくつもの真実が明かされる時、その男は真の勇者となる。 超王道・熱いストーリー展開で贈る、転生ヒロイック・ファンタジー! ※一部にホラー描写が含まれます ※この作品はノベルアップ+・エブリスタにも掲載しています

R15 残酷な描写あり 異世界転生 男主人公 ヒューマンドラマ要素 世界滅亡の危機 幼児勇者 ヒロイック・ファンタジー 前世の謎 精神的成長

投稿されたレビュー

チートなし。ステータス・オープンなし。だがそこに、ヒューマンドラマあり。

 父親が遺した謎のウイルスによって、ゾンビが蔓延し荒廃した地球。日本で必死に生き抜いてきた彼は、抵抗虚しくゾンビに噛まれ、薬を呑んで死んだ。  だが、その先で待っていたのは管理者と名乗る不思議な少女。彼女は異世界にまでゾンビが召喚されてしまった事を語り、倒して欲しいと告げてくる。こうして貴族の一人息子・ウェスティンとして転生した彼は、異世界でまで父親の尻拭いをすることに……?  舞台はゾンビが召還されてしまった異世界、エリス国。  その地に神に選ばれし勇者──神託者として転生したウェスティンでしたが、五歳という年齢のせいか勇者としての力はまったく開眼しておらず、冒頭から苦悩を重ねます。  いわゆる異世界転生系ファンタジーなのですが、昨今よく見られる作品とはまったく趣が異なります。  チートなし。(むしろ弱い)  ステータスの概念なし。(冒険者のランク表示はあり)  所々ほのぼのとした展開もありますが、シリアス・ファンタジーといえば雰囲気が上手く伝わるでしょうか?    作品の魅力はなんといっても豊富な登場人物と、各々がしっかりとした意思を持って動くヒューマンドラマ作品であることです。  また、筆者の文章力、表現力が非常に巧みで、ウェスティンの心情と時々一体化してしまうほど。  多くの出会いと別れ。様々な困難を乗り越えた末に冒険者となったウェスティンが遭遇する「聖クレスタット編」におけるラストバトルでは、思わず「頑張れ!」と拳を握り締めてしまいました。  その後で訪れる辛い別れ……。  ゾンビ化という現象を、作品のテーマとして上手く落とし込んだ展開と、「兄」としての役割をウェスが託される結末に、じんわりと涙しました。  この先もまだまだ続くウェスティンの冒険活劇を、見届けてみませんか? 五歳とは思えぬ (まあ中身は青年なので笑)彼の人間臭い魅力と、個性的なサブキャラクターたちの虜に、きっとなってしまうことでしょう。

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木立花音(こだちかのん)

作品の評価分布

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