時の迷い路——シレア国史 時の章
最終更新:2020/2/29
作品紹介
シレア国、それはここにしか無い、唯一無二のファンタジー世界。 流行り物ではありません。しかしシレアに息づく人々を愛してくれる読者様がいます。 『時の迷い路』(ときのまよいみち)(改稿版) 舞台は森に囲まれた平和な国、シレア。 国の中で時を刻むのは、王都シューザリーンの城下街に立つ時計台のみ。その鐘楼の音が、人々の生活を、1日を、一年を刻んでいた。 しかしある時、その時計に異変が起こる。 南の海洋国テハイザとの緊張関係の中、国を揺るがすわけにはいかない。その才誉れ高き兄王子不在の中、国の安寧を取り戻すため、王女が奔走する。 そんな非常事態に、シレアの森に迷い込んだ少女がいた。彼女は一体、何者なのか。 この国から、この世界からは別のところから来た、驚くばかりの外見の少女と、王女の関係は——? 次々に起こる異変、国を取り巻く政治的思惑、それらが渦巻き、王女と少女、シューザリーン王城の人々を襲う——! 在るはずの「時」は失われ、出会うはずのない「二人」が出会う。 存在すると信じていた「時間」、今ここにいる「現実」は、本当に真なのか。 時間を、秩序を、どうやって戻す? シレア国シリーズ第一弾。2022年改稿最新版です。 「本で読みたい」のお声をバネに、 その後さらにブラッシュアップ、全面的に改稿しました。 時間の不思議に挑んだ硬派 長編ハイ・ファンタジーです。 縦書きでお読みいただけたら嬉しいです。