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作:すきま讚魚

連合軍第13師団飛行部隊 ~四◯四分隊のツバメちゃん~

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最終更新:2023/3/31

作品紹介

 ある日を境に、世界中の神の偶像、聖地が血を流し始めた。"神"と名乗る者からの不可解なメッセージと解析不能なウイルスの大流行により、世界情勢は一気に悪化。人類は『在るべき今を生存せん』と抗う原則主義派と、身体を機械化し『神の名の下にウイルスと共存し神の敵を排除すべし』と主張する新人類派に二分化していく。”神の恩恵”が絶たれた原則主義派の国家は壊滅的、わずかな地域を残すだけとなっていた。  東方の島国”日ノ元帝國”の劣勢に、輸送機に乗れるだけの民間人を連れ北欧連合軍の元へ逃れた若き帝國軍人の不破兄妹。彼らは通称『悪魔の契約者』と呼ばれる能力者がぶち込まれた曲者だらけの特殊部隊、連合軍第13師団第8飛行中隊へと加入する。  バケモノ揃いの精鋭部隊の中で、一番小さいが心意気は規格外の不破直は、魔王と呼ばれ人を寄せ付けない孤高のトップエースで分隊長である、ルードルマンと出逢う。  反発し殴り合いながらも同じ空を翔ける二人が、傷つき、それでも闘いの果てに絆を掴む物語。 ※ この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません ※暴力表現、戦争、宗教観についての表記/発言が含まれますが、そういった行為や団体に与する意図や推進するものではございません。 ※現代の地球に寄ったパラレルワールドでのお話です。実際の武器/兵器と似た名称の物もスペックは異なる場合がございます。 © 2021 Sukima Sangyo Corporation. All Rights Reserved.

SF戦争超能力架空戦記ミリタリー格闘技

評価・レビュー

アツくて超個性的!爽快な軍人達が世界で戦う、ミリタリー感満載な戦争物語

謎のウイルスが蔓延する地球に似た世界で繰り広げられる新人類対旧人類の戦争を描く、異能人類が存在するミリタリー色満載な物語です。 雰囲気は、第2次世界大戦中の世界情勢を醸し出しています。 とにかくかっこいい。物語の流れもかっこいいし、登場人物もカッコよく、出てくる武器や機材も専門性がかなり強く、作者さまの知識量に度肝を抜かれ、戦争映画を見ているような気分になってしまいます。 そして出てくる人物、全てがアツい!!個性的!!歯止めがきかない方々ばかり!!最高です。方言が出てくるところもお気に入りです(笑) 皆それぞれに様々な過去や想いを抱えていて、戦いへ赴く姿に心が熱くなってしまします。 物語が進むにつれ、スカッとする言い回しや、それぞれの心情にくすっと笑えるところもあり、そしてほろっとする場面も。 軍人ならではの爽快さもあり、読んでいて気持ちがいいです!! 主に空中戦が多いのですが、作者さまの専門性からとにかく戦闘描写力もすごく、そこにそれぞれの人物の熱い心情も合わさり、戦争の悲惨さや想いが胸に突き刺さります。 ミリタリー好きにはもうたまらない物語となっています。 そして、ミリタリーに興味がない方でもこの魅力ある登場人物達にぜひ触れてもらいたいなと、すっごく願ってしまうそんな本作、ぜひ読んでみてください!!

5.0

凛々サイ

個性的な能力者 VS 最新兵器のSFミリタリー

戦争ものということで暗い場面もあるものの、主人公含む個性的なキャラクターが気持ちがいい活劇を見せてくれます。 主人公の直が小さい女の子なのですが、男まみれの隊に入ってすぐに喧嘩をするほどの豪快さ。 それでありながら、天然でかわいいところもあり、周りが魅かれていくのがわかります。 戦闘機での空中戦は鮮やかですし、陸上のロボットAI兵器を相手に能力者がどう戦うかは見ものでした。 能力者戦やミリタリーがお好きな人には、ぜひ読んでもらいたい作品。

5.0

lachs ヤケザケ

武器を取り、神(?)が作る世界の運命に抗え

 地名・地形的な部分で地球を想起させますが、地球によく似た別世界です。多少のアレンジはありますが、実在の世界の地名に近いため、世界情勢がイメージしやすいです。  事の起こりはウィルスの大流行。凶悪なウィルスに汚染された世界は二分化され、人として生きていきたい原則主義派、身体を機械化してウィルス共存を目指す新人類派となり、主人公は原則主義派側。  時代遅れの古い装備(第二次世界大戦ぐらいのやつ)で、ハイテクを駆使した敵と圧倒的不利な状況で戦っていくのですが、ウィルスに感染し生き残った人間には”異能”が備わっている者がいて、それぞれ個性ある能力を持ち、彼らは古い装備とその異能をもって、この世界で「人間」として生き抜くための戦いに身を投じます。  明日も知れない命の中で、失ってきた仲間たちの記憶と共に戦う対人スキルゼロのルードルマン、どんな相手でもその強烈な個性で渡り合える主人公、直。  癖は強いがカラッとした仲間たちと戦場を駆ける、やがて燕と名付けられ空を行く彼女の戦いの記録。  神とはいったい何なのか、人がたどり着くべく終着点とは。  ミリタリー好き、異能好き、そしてバディ物が好きな人にお薦めします。  銃を取り、進み続ける彼らの戦記をぜひご覧ください!

5.0

MACK

魅力的なキャラクターが息づく空の物語

「神」と呼ばれる謎の存在がばらまくウイルスにより二分化された世界。メサイアウイルスから生き残った者は特別な能力が出現し、悪魔の契約者と呼ばれるようになる。 世界は、ありのままを受け入れる「原則主義派」と、身体の一部を機械化して原則主義派を掃討しようとする「新人類派」に分かれ、己の矜持をかけた戦いが始まる── 硬派な文体で紡がれる本格ミリタリーSFです。日本人には馴染みのないウィットを交えたジョークや、小気味よい会話が世界観をより際立たせていてまるで洋画を見ているよう! 戦闘シーンも圧巻で、戦争の悲惨さ、残酷さを見事な筆力で書ききっています。 キャラクターも一人一人が個性的で魅力がたくさん。特に主人公の直(すなお)とバディを組むルードルマンとの関係性は必見で、互いを信頼し合う熱い友情を見せたり、ちょっぴりニヤニヤしてしまうような甘酸っぱいロマンスを見せたりと、二人の関係から目が離せません。 過去のトラウマに捕らわれたルードルマンに「あなたの隣を飛びます」と直が光へ導くと共に、彼女自身もまた、自分の命を省みない戦い方から、彼を、仲間を守る為に戦いたいと考えを改めます。 手に汗握る本格ミリタリーと、そこに付随する重厚な人間ドラマを楽しみたい方にぜひオススメしたい一作です。

5.0

結月 花

くそったれの世界で語られる、あるバディの物語

謎のウィルスによって滅びの淵にいる人類。 しか、彼らが選んだのは手を取り合って脅威と戦うことではなく、イデオロギーをめぐって銃を向け合うことだった。 劣勢の中で戦う原則主義派は、ウィルスがもたらした異能の力で圧倒的多数の敵勢をかろうじて押しとどめていた。 物語は不破直(すなお)の着任から始まる。 本作はそんなハードな世界観ですが、主人公たちに終末感や捨て鉢な空気感はない、と言うより真逆の生き方をしています。 人命は羽のように軽く目の前の現実はグロテスクですが、彼らは決して絶望しません。 物語は「運命なんてワンパンでぶっ飛ばしてやる」と言わんばかりに暴走する直と、トラウマの為に彼女と向き合えないルードルマン少尉を軸に展開します。 2人は時に反目し、時に拳で語らいながら最高のバディとなってゆきます。 主役の2人をはじめキャラクターたちが魅力的で、主人公直は墜落させた飛行機の残骸から現れるいうインパクト絶大な登場シーンをかましてくれます。 ルードルマンも直と殴り合いを演じる武闘派ですが、一方で彼女を気遣う一面を見せてくれます。 そんな2人が不器用ながら相手を気遣い、歩み寄ってゆく過程は読んでいてにやにやしてしまいます。 第一部は、周囲の助けを得て、2人がお互いを認め合う最初の一歩が描かれます。 第二部以降も困難が降りかかるでしょうが、2人のその後がどうなってゆくのか、目が離せません。 ミリタリーが好きな方が喜ぶ描写がてんこ盛りですが、読むにあたって軍事知識などは必要としないので、バディものやアクションものが好きな方にもお勧めしたい一作です。

5.0

萩原優