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@オノログ
作:椋本湧也(Yuya Mukumoto)
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最終更新:2021/3/14
今からおよそ五百年以上も前、まだ地球が宇宙の中心にあり、太陽と月とが地球の周りを回っていた時代のこと。「見えない都市」を旅したという吟遊詩人の青年がその旅の記憶を物語る―
不思議な青年が語る「ある都市」にまつわる物語です。 かといってその物語は極めて具体的なものではなく、その都市の様々な概念、人々の思想、自然との関わり……などの抽象的なものですが、これを語る文体が非常に麗しい。 そこからは、哲学的、または宗教的な美や知さえ感じます。 決して長くはない物語の中から、その都市から醸し出される「世界」いや、「宇宙」が広がっていく様子。 そこからは、この作品は、書き手の教養の奥深さなくては成立しえない物語、と感嘆せざるを得ません。 古代神話を読んでいるかのようにさえ感じる、溜息ものの作品です。 人間の想像力とは、斯くも豊かで美しい。 多くの方に読まれてほしいと心から願います。
つるよしの
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