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作:柾木 旭士

剣雄綺譚

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最終更新:2022/4/20

作品紹介

 霞も断つと謳われし、天下無双の女武芸、その名もマーシャ・グレンヴィル。闇を引き裂く剣閃が、王都に蠢く悪を斬る! 痛快剣戟アクション、ここに開幕! ※本作は、基本的に章ごとにエピソードが完結する一話完結タイプとなっております。  古来より武勇が尊ばれる島国、シーラント王国。  天下泰平の世にあっても、この国では武術というものが非常に盛んであり、人々にとっては欠かせぬ存在である。  王侯貴族から一般庶民に至るまで、武術を修める者は数知れず――そんなシーラントにあって、マーシャ・グレンヴィルは齢二十にして国の頂点をきわめた無双の女剣士であった。ゆえあって若くして一線を退いたマーシャは、現在二十八歳。王都レンにて貸し部屋業を営みながら、半隠居の気ままな日々を送っている。  しかしひとたび悪の手が愛する者へ迫るとき、マーシャは再び剣を取る。 第一章 剣士マーシャの酔憶  マーシャは、馴染みの酒場で近頃王都を騒がせているという通り魔の噂を耳にする。  友人が通り魔の犠牲となったことをきっかけに、通り魔の正体を追うことになったマーシャであったが、この事件の裏には大きな陰謀が隠されていて―― 第二章 剣士ヴァートの回生  ときは、『剣士マーシャの酔憶』より一年前。酒場からの帰り道、マーシャは一人の少年がいまにも殺されそうになっている場面に出くわす。  マーシャによって助けられた少年は、重傷を負いながらも一命を取り留めたが、その過去の記憶をすべて失っていた。  マーシャは少年をヴァートと名づけ、守護することを決意する。 第三章 拳士アイニッキの真情  山中の街道で、マーシャは複数のならず者に襲われる少女・アイニッキと遭遇する。アイニッキは、マーシャが助けるまでもなく、己の拳足のみでならず者を撃退してしまった。  王都でアイニッキと再会したマーシャは、アイニッキの亡師ケヴィンにまつわる因縁の事件に巻き込まれることに。 外伝・一 賭博師  「イートン街の狼」と呼ばれ恐れられる凄腕の賭博師、デイモン。デイモンはマーシャに、若かりしころに対戦した凄まじい打ち手の思い出を語る。 第四章 剣士マーシャの賭事  マーシャの近所に住む運び屋・ホリスは、博打にのめり込むあまり、やくざ者に大きな弱味を握られてしまう。  ホリスとその家族を救うため、マーシャが一肌脱ぐことに。 第五章 学士アイザックの受難  マーシャの師・マイカの一人息子であるアイザック・ローウェルは、実家に向かう道中謎の男たちに襲われるが、偶然通りがかったヴァートに危急を救われる。  アイザックの命を狙ったのが、やくざ者のスタンリー一家の手の者と知ったヴァートとマーシャは、背後に潜む陰謀に迫るべく、行動を起こす。 第六章 剣士ハモンドの熱情  ハモンドは、三大賜杯の一つマルグリット杯に出場すべく、王都に上った剣士である。  大会を前に、いとこ弟子の筋にあたるマーシャのもとで稽古にいそしむハモンドに、思わぬ災難が降りかかる。 第七章 剣士マーシャと魔剣  雪深い冬の日、マーシャは馴染みの古物商に剣の鑑定依頼を受ける。その剣というのは、「持ち主の魂を喰らう魔剣」とのいわく付きのものであった。 第八章 剣士ヴァートの初陣  武術家として生きていく決意を固めたヴァート。その第一歩として、ヴァートは王国軍主催の秋季大会に参加することに。  若手の登竜門的な存在として知られるこの大会で、ヴァートはさまざまな好敵手たちと戦いを繰り広げる。 ※投稿サイト「小説家になろう」にて、同内容の小説を掲載中。

アクション女性主人公剣戟チャンバラライト時代小説

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