瑠璃色の宝石〜記憶を無くした少女の契約と正体の謎〜
最終更新:2021/8/12
作品紹介
この世界には、剣術と魔術、それと唄で広範囲に及ぶ魔術を展開する”トラヴギマギア”と言う、音術が存在している。 物語の舞台となる、『フェガロフォト国』、7つの領地があり、その真ん中に位置するのは、王都『アクティナ』 そこに建つ、アクティナ大聖堂の孤児院に、主人公の少女は暮らしていた。 無口で、優しくて、頑固な少女の名前はサファ。 彼女には、孤児院に来る以前の記憶がない。 そして、彼女には、約束を守るための『契約の魔術』が使われていた。 そのため、サファは契約を果たすためだけに、静かに、目立たないように、暮らすことにしていた。 ある時、サファは、司祭であるエミュリエールから、『祭事の補佐』をするようにと、強く言われ、渋々ながら引き受けることになる。 魔術は、貴族しか使えない。 なのに、ある事がきっかけで、魔術を使ってしまったサファは、そのことを皮切りに、さまざまな、事件に巻き込まれることになった。