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作者:おがた史

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作:おがた史

異聞蒼国青史

 穏やかな青い海と厳かな蒼い霊山に護られた蒼国。小国でありながらも200年近く続いているその国は、3家の王族により治められている。  王族の一つである夏家の長女範玲は、耳が良すぎるため音の多い外の世界には馴染めず、22年間引きこもって暮らしている。そのせいで範玲は、病弱、醜女、陽の光を浴びたら角が生える……などなどあらぬ噂を立てられていた。  その範玲、実は耳が良すぎること以外にも、一度見たものは忘れない優れた記憶力と、もう一つ、特殊な能力があった。  ある日、夏家当主である兄に託された手紙を都で一番の大店である喜招堂に届けるために、妹の理淑と共に初めて屋敷の外へと踏み出すことになる。  喜招堂で出会ったのは、冷たい瞳の謎の多い美形商人と追われる若き禁軍将軍だった。  更には兄が捕えられたと連絡が入り……。  範玲は良すぎる耳と持ち前の優れた記憶力で事件を解決できるのか……! (ご注意) ・中華風ですが、あくまで異世界とお考えください。(ゆるい感じで見守ってください……) ・官職名など中国のものを使用していますが、ところどころアレンジをしています。 ・「連載中」としていますが、圭徳の記、宗鳳の記の各巻は、それぞれで話が完結します。(現在「瓊玉の巻」まで完結。)  『異聞蒼国青史』シリーズ、と捉えていただければと思います。  「綠條の巻」と「瓊玉の巻」ではヒロインが変わります。 どうぞよろしくお願いいたします。 【追記】 2023.7.17 「圭徳の記」の全体を見直して改訂しました。また、エピソードが増えたのに伴い、「二日目下午 喜招堂」の区切りも変わりました。 ※エブリスタ、カクヨムにも投稿しています。

更新:2024/4/8

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