「ち、小さくなってる!?」 初めて顔を合わせる婚約者が訪れるその日の朝に、人形のように小さくなった大国の第五王女、ユーリエ。そして、そうとは知らずに婚約者である異国の王太子アレクシオスは小さなユーリエと出会う。 「わたしが連れて行ってあげるよ。君が望むだけ、どこまでも、どこへでも」 アレクシオスの優しさに触れ、見守られながら新しい世界へ飛び出す小さなユーリエ。 不思議な古代魔法に導かれ、小さな姫は世界を知る旅に出る。 体が小さくなってしまった大国の末っ子王女と異国の王太子、政略的な婚約を結んだ二人が育む恋と冒険の物語。 ※魔法や世界観は独自設定です。ふんわりとお読みいただければ嬉しいです。
更新:2024/5/18
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今日この日、私はこの国の王太子妃になった。他国から嫁いできた私は歓迎されず、けれどそんなものだと分かっていたから、特に何も期待せず粛々と公務を全うするだけだ、そう思っていたのに。 なぜか寛いだ姿で寝室にやって来た王太子に、なぜ来たのかと思わず聞いてしまったのは許してほしい。だって、疲れているのだから。 王族同士の婚姻に条件をつける王太子妃と、そんな妃に歩み寄ろうと優しく接する王太子の、本心をそのまま言ったり言われたりする、二人が心を通わせるまでのお話。 やんわりした設定ですので、軽く読んでいただけると嬉しいです。
更新:2024/1/21
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