画家を目指していたものの、やむを得ず絵筆を捨て骨董屋で働くことになった十五歳の少年ネイト。 様々なものがひしめく店の中、彼は棺で眠る黒髪の少年人形を見つける。 綺麗なだけな人形かと思えば、店主に言われる。 吸血鬼人形クオーレが『生き返る』かもしれない、と。 「あの人形は噛むことがあるから気をつけて」 数日後、店で働くネイトの前にクオーレは『生きて』現れた。 「ネイト、仕事は順調か」 「どうして人形なのに動いてるの? まるで……生きているみたいだ」 「お前が来てくれたことにより、この心臓は再び鼓動を刻み始め、私は『生き返った』のだ」 クオーレの心臓は、愛や恋によって動く。愛や恋の鼓動が、心臓を動かし、彼を『生かす』のだった。 妄想コンテスト「ドキドキの理由」参加作品です。
更新:2022/6/18
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太陽も月も星もなくなってしまった、真っ暗な世界。 けれども『星油ランタン』を手に暗闇の中を旅する人々の物語。 連作短編。ふと思い出した時や、眠れない夜にでも読んでください。 ※次回更新予定日【夏までには】 ※小説家になろう、ノベルアッププラス、エブリスタでも公開しています。
更新:2024/3/31
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「彼はきっと、聖人なんだよ。だってほら、いつも杯を持っているじゃないか。あれは多分、神聖なものなんだよ」 「あいつかい? ただの酒飲みだよ。いつも杯持ってるだろ? あれは酒をねだって注いでもらうのに使ってるんだ、俺は見たことあるぞ、ほらあの酒場で……」 「あの男は詐欺師さ。杯に何も意味ないよ。でもあいつは、まるで意味があるみたいに持ち歩いて、それから妙なことばかり言うのさ、そうほら、自分は……なんだっけ?」 「いやいや、私は音楽家! 聖人でも、酒飲みでも、詐欺師でもないさ! ま、人並みにいいことはするし、酒は好きだし、嘘も言うことがあるけれど」 ※2022年9月4日 COMITIA141 無料配布冊子より ※他のサイトでも公開しています。
更新:2022/11/4
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【完結済】人工の翼『叡智の書』を使い自由に飛び、空の彼方から流れてくる『旅島』を調査する者『探求者』。 彼らは島に潜む敵と戦い、眠っている遺産を持ち帰ってくる、皆の憧れ。 『探求者』となった少年アークは、まだ見たことのないものを求め大空を羽ばたく。 しかし『探求者』資格試験レースでとれると信じた一位をとれなかったこと、そして一位をとった少女ハレンの存在が、気にかかっていた。 全部で27話、文字数約12万字。 ※縦組み表示推奨。その方が読みやすいかと思います。 ※カクヨムでも公開しています。
更新:2020/12/26
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迷子になってしまった幼い僕。 コンビニに入ると、アイスケースの中に女の子が入っていた。 髪も瞳も水色の彼女。額にはシールが貼ってある。 『そだあじ 十んえ』 ※他のサイトでも公開しています。
更新:2022/10/25
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