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作者:アマサカナタ

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作:アマサカナタ

ノブリス・レプリカ ―“貴族殺し”の傭兵少年、傭兵団長に謀られて、学園都市に嫌々入学させられる―

 ――ノブリス・オブリージュなんざクソ喰らえ。  人類の傲慢さが生み出した人殺しの獣、<メタル>により人類は地上を追われ、生き残るために空へと逃げ出した時代。  “貴族殺し”の罪を犯して故郷の“浮島”を追放された少年“ムジカ”は、3年間を共にした傭兵団長ラウルに謀られ、彼の娘共々“人質”扱いで学園都市、“浮島セイリオス”へと入学させられた。 「俺が傭兵兼講師、お前とリムが、俺が裏切らないよう人質兼学生扱いでワンセットの契約だ。悪い取引じゃねえだろ?」 「ふざけろ。なんで俺が、今更学生やらされにゃならねえんだよ」  だが拒絶むなしく始まった、学生生活。  嫌々ながらに学生をする羽目になったムジカは、だがひょんなことから<メタル>と戦う義務を負った“貴族”の子供たちと出会い―― 「教えてくれよ――お前たちの言う“ノーブル”ってなんだ?」  貴族としての、誇りと名誉。責務と権利。幼い頃の憧れと――命を捨ててでも戦う、覚悟。  卑しさと、高潔さと。これはその狭間で生きる少年の、“戦う理由”を問う物語。

更新:2024/4/19

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作:アマサカナタ

ボーイッシュな学園の王子様(♀)助けたら懐かれたのか、彼女は俺の家ではやたらと無防備

「――キミは酷いやつだよ。ボクの予想よりはるかに酷いやつだ」  親の仕事の都合で一人暮らしをしている高校生、ヒメノ ヤナギの通う学校には、みんなから慕われる“王子様”がいる。才色兼備、文武両道。ちょっと軟派なのが玉に瑕だが、困った人がいれば放っておけないような、そんな優しい王子様が。  名前はアマツマ テンマ。入学当初からその美貌で学校中の話題をさらい、学校の女の子の視線を釘付けにした――女の子。  学校の有名人でありクラスの中心人物でもある彼女と、平凡な一生徒でしかないヤナギは、同級生ではあってもほとんど関わりのない生活を送っていた。  通学路でケガしていた彼女を、手当てしたあの日までは。 「……ヒメノってさ。お節介だってよく言われない?」 「言われたことはないな。普段なら人助けなんかしないし」 「胸張って言うことじゃないよ、それ」  その日以来、テンマは何故かヤナギのことを気に入ったようで。一人暮らしのヤナギのマンションに、暇を見つけては入り浸るようになる。渋々受け入れるヤナギだが、彼女はわざとかと思うほど無防備で――……  親の転勤に付き合い続けたせいで人付き合いがヘタクソな少年と、そんな少年が気に入った王子様(♀)。  これは二人のちょっとした、恋愛に至るまでの平凡な日常。

更新:2023/5/7

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作:アマサカナタ

マサカリ担いだご令嬢(♂)、悪魔に魅入られ逢魔のレイド ~『私の代わりに“悪役令嬢”やってね』とか言われても、誰が受け入れるかクソッタレ~

「――だからあなた。私の代わりに“私”をやってよ」  世界の滅びを目的として、暗躍を続けた希代の悪女、悪役令嬢スカーレット・メイスオンリー。  彼女を殺そうとした賞金稼ぎの“彼”は、だがうっかり吐いた憎まれ口から、スカーレットの恨みを買ってしまう。  “悪役”などやりたくもなかったのに、邪神に見初められ“悪役”をやり続けるしかなかったスカーレット。  何も知らないくせに減らず口を叩く“彼”へ、激怒した彼女は呪いをかける――  それはくしくも、世界が滅ぶ日のことだった。  それから時は遡り、8年前。スカーレット・メイスオンリー十歳の誕生日を、目前に控えたある日のこと。  全てを思い出した“彼”は、心の底から絶叫した―― 「――なんでオレが、“スカーレット・メイスオンリー”になってるんだよっ!?」    ただの賞金稼ぎの“彼”が、少女の恨みで悪役令嬢に逆行転生。  本家スカーレットの意地の悪いイタズラから狂った“彼”の運命は、“彼”をどこへ連れていくのか……?   ※たぶんラブはないです。最初だけシリアス。そこからはバトコメ、後は流れで。 (以前書いた『悪役令嬢殺そうとしたら、オレ(♂)が悪役令嬢(♀)にさせられたんだが ~『私の代わりに“邪神の花嫁”やってね』とか言われても、誰が受け入れるかクソッタレ~』の書き直しになります)

更新:2023/1/15

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作:アマサカナタ

オルトロス

 その日、クライスという名の国は滅んだ――1人の忠臣の裏切りによって。 燃える離宮からクライスの姫、ニコラエナは逃げ出した。父の配下である暗殺者にかばわれ、王である父を置き去りにして。 どうして父を守ってくれないのか。泣きながら問うニコラエナに、暗殺者は囁いた。 「ニコラエナ。君が選ぶんだ。全てを忘れて生きていくのか――負け犬のように惨めに生きて。それでも父の仇を取るか」  それから七年後。 身分を偽るために名を“ドギー”と改めた彼女は、復讐のために仇敵のいる地方、フレインを訪れる。 敵国カーライルの属領となったフレインでは、カーライル人による悪行が横行していた。 そんな最中、ドギーはひょんなことから野盗に誘拐された少女を助けてほしいと依頼される。 野盗を襲撃して少女を救おうとしたドギーは、だがそこで一人の女と出会う。  銀髪碧眼の、美しい女――“ニコラエナ”を名乗る、自分の偽者に。 「悪には裁きを。罪には罰を。あたしたちは正義を執行する」  負け犬のように惨めに生きて。それでも仇を殺すと誓った。 これは惨めな少女が悲しくもがく、二人の“復讐”の物語。

更新:2021/4/3

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