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作:シャナルア

学歴が小卒未満の最強魔法使い〜俺を追い出した母校に【教師】として舞い戻ったら落ちこぼれ美少女が【最強】に。そして元担任の先生は【ブタ箱】行きに〜

「ツクモくん、残念だったわねぇ。あと半年で卒業できたのに」  10年前、ラクロア魔法学園初等部の6年生だったツクモは、入学してから何一つ魔法が使えなかった。  そのため担任のグレゴーラ先生による壮絶ないじめを受け、退学へと追い込まれた。  最終学歴が小学校(エレメンタリー)退学という不名誉を与えられ、しかも心に大きな傷を負ったツクモは失意のどん底に落ちた。  そんな中、ツクモはある女性の旅人と出会うことになる。 「私がツクモに魔法を教えたら、最低でも勇者パーティーに入れるくらいには強くなれるさ」  ツクモは、その人を師匠とし、修行し、魔法使いとしての真の実力を開花させた。  そして10年の時を得て、ひょんなことからラクロア魔法学園初等部の臨時教師として働くことになったツクモは、出来損ないのG(ゴミ)クラスの担任になる。  Gクラスには4人の生徒(美少女)がおり、最強の魔法使いであるツクモは、彼女たちを最強の魔法使いへと導いていく。  その過程で、最低最悪の教師グレゴーラを始めとした様々な敵を倒し、ツクモとGクラスは世界を救った英雄として名を轟かせていくことになる――! ※小説家になろうにも投稿しています!

更新:2021/10/30

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作:成実ミナルるみな

――――これは勇者が魔王を倒す物語

 一五歳の少年、バロン・ルメド・スーフィ・ラフォンは勇者であった。憧れであった父の跡を継ぎ、勇者となったのである。世は魔王が率いる魔族によって脅かされた混沌の時代。彼は父から受け継いだ剣を携え、魔王を倒す大冒険に出た。  この世界の大多数が信仰する宗教、トモノヒ教の信任と支援を得て、バロンは各地を旅し、人類の敵を打ち倒していく。その過程でヘヴィウォーリアーのズガンヅ、アークビショップのキュラスというかけがえのない仲間を得て、苛烈ともいえる苦難を乗り越えていく。  バロンには思い出があった。それは十年前、幼い日に出会った少女との記憶である。お姫様になりたいと願った少女に対し、バロンはそんな彼女を守れるような勇者になりたいと誓いを立てたのだ。その誓いを胸に、トモノヒ教に選ばれた正当なる勇者として、バロンは今日も行く。  ある日、トモノヒ教団から知らせが届く。それはついに来た魔王討伐の任である。バロンに断る理由はない。いざ、その任務を拝命するべく、トモノヒ教の総本山である法都トルカへと向かった。トルカではトモノヒ教に選ばれし勇者はそれだけで英雄のシンボルであり、希望の象徴であった。そんな勇者であるバロンを祝福・激励すべく、当然にトルカでは彼のパレードが執り行われた。名実ともに、自分も父のような勇者になれたと感慨にふけるバロン。そんな彼を後押ししたのは、トモノヒ教のトップである総教皇(そうきょうこう)であった。総教皇の宣言でもって、トルカの民であるトモノヒ教徒から称賛や期待の声を一身に浴びるバロン。魔王率いる魔族におびえる日々を送っていた人々は、彼という勇者を得たことで活気づいていた。  そしてその日は来た。人類の宿敵である魔王を討つべく、勇者であるバロンは父の形見である剣を握るのである。すべては自分の夢のため────尊敬する父へ報いるため、あの日守ると誓った少女に胸を張れる自分になるため。  そう、これはまさに勇者が魔王を倒す物語。

更新:2021/8/14

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