ジャンルも長さも内容もバラバラな、おはなしの欠片を収録した短編・掌編集です。 並んだタイトルの中から、気になった一篇を手に取っていただければと思います。 一度、別の場所で公開されたものが多いです。 初出については、まえがき(あとがき)に記載しておきます。 不定期更新 掲載元:自サイト、エブリスタなど
更新:2024/3/7
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祖母が残した魔法道具の修理店を継いだラズリは、整理のために倉庫の扉を開ける。床掃除をしようと、置いてあったホウキを持ったところ、それは手の中で震えて声を発した。 貴様なかなか良い魔力を持っているな。我が下僕に相応しい。 吾輩の名は、ホーキンス・シュタオプザオガ。今こそ蘇り、愚かなる人間どもに教えを説いてやろう。 五百年の眠りから覚めたという一本のホウキ。 しゃべる魔法道具と、それに関わるひとびと。 ラズリの騒がしい日々が始まった。 ********** 遥彼方さま主催「イラストから物語企画」参加作品 エブリスタ 新星ファンタジーコンテスト「お店」 大賞を受賞しました。
更新:2023/12/30
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寄宿学校に通うユアンは、夏季休暇中、ひとりで寮に残っている。 夏の陽射しが降り注ぐ庭で、見知らぬ女性に出会った。 「誰ですか」 「そうだねえ。東洋の魔女っていうのは、どうかな?」 黒い髪、濃い色の瞳をした女性は、ユアンに問いかける。 「キミはどうして、家に帰らないの?」 「帰りたくないの?」 彼女の問いに、少年は答えを返す。 ********** ※人種差別的な意図はないんですが、もしもそう感じられたらすみません。 銘尾友朗さまの「夏の光企画」参加作品。 他投稿先:エブリスタ
更新:2020/8/12
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世界の終わりまであと七日。 ノアは、バスに乗って「夜の町」から旅立つことを決めました。 誰もいないまっくらの町を歩き、バス停に辿り着きました。しばらくすると、箱型のバスがやってきました。 無人運転のバスにいたのは、山羊の頭をした運転手。 「さあ、座るんだ。立っているひとがいたら、バスは出発できない」 ノアは先頭の席に座りました。 運転席のあちこちにあるランプが、緑色に光ります。 コンディション・グリーン。問題なし。 「出発進行」 山羊頭の男がそう言って、バスは動きはじめました。 停留所ごとに現れる乗客とともに目指すのは、ハカセが待つ「昼の町」 七色に彩られたバスに乗ったノアと乗客による、七日間の旅の物語。 「第1回日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト」参加作品 他投稿先:pixiv、エブリスタ、カクヨム
更新:2021/8/11
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山には、人間を化かす動物が住んでいます。 狸の里で、長老さまが言いました。 人間は、狸を捕まえて食べてしまう、おそろしいヤツらなのだ。 いっぴきの仔狸が罠にかかって震えていたところ、助けてくれたのは、人間のおばあさん。 仔狸は、人間の子どもに化けて、優しいおばあさんの手伝いをするため、家に通うことにしました。 さて。バレないように、うまく化かすことができるでしょうか? *冬の童話祭り2020、「冬のあしあと」企画に参加。 *エブリスタ、カクヨムにも投稿しております。
更新:2019/12/23
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団子屋の娘、絲(いと)は、稲荷神社で、行き倒れの男を見つける。 その男――佐田彦(さたひこ)は、稲荷神の神使であり、去った悪鬼の後始末にやってきたのだという。 人でありながら「神使」として、神様に仕える佐田彦と、裁縫が得意な絲が織り成す、あやかし奇談。 ********** 江戸時代の、架空の町を舞台にした、和風ファンタジー。 にわか知識満載なので、致命的なミスを発見したら、誤字報告、web拍手等でこっそりご指摘くだされば幸いに存じます。 遥彼方様の「ほころび、解ける春」企画、参加作品。 「禍、転じて福となりけり」は、「夏祭りと君」企画参加。 「紅につづく道の果て」は、「冬のあしあと」企画に参加しております。 投稿先:カクヨム、エブリスタ
更新:2020/6/18
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