祖国を滅ぼされた王女シャスティエは、仇の王の側妃になる。密かに復讐を意味する名を名乗り、夫には心を許さず、祖国の血を引く子に敵の国を継がせるのが目的のはずだった。 けれど彼女の心は揺らいでいく。敵国内の不穏な情勢、周辺国の野望の前には、仇のはずの男こそ最も信頼できる同盟相手だったのだ。優しく美しい王妃との交流や、生まれた子供に芽生えた愛も、彼女の憎しみを溶かしていく。一方で、敵対する者たちの悪意と陰謀が容赦なくシャスティエを襲う。 戦いに心身を翻弄される王女は、それでも血に濡れた道を歩む。かつては憎んだ王と共に。 ※各話ごとに視点が変わる群像劇です。対立する登場人物が織り成す権謀術数をお楽しみ下さい。 ※割とあっさり人が死にます。 ※小説家になろうにて完結済の作品の転載です。 ※基本的に隔日更新です。
更新:2021/7/19
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精密義肢師のフィリップとその弟子のクリフは、元ピアニストのジャクリーンを訪れる。事故で片腕を失った彼女は、義肢によって復帰したものの、生身と機械の演奏を比べて取り沙汰する世間の噂に耐えかねて引退していた。 気難しい彼女に対するのに、人の心の機微を読むのが苦手なクリフは不安を抱いていたのだが――
更新:2019/10/13
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都会の片隅で、ミイラ化した遺体が発見された。 遺体の名は大森拓也。男性の身体に女性の心を持つトランスジェンダーで、女装キャバクラに勤めていたという。 遺体の身元や死因を探るうち、刑事の不破は常識的に考えられない現象に見舞われていく。 超短期間でミイラ化する遺体、連続する死者、不気味な山村の伝承、わらべ歌。さらには不破自身にも怪異が襲う。 人の命を奪う美しい「太夫」の正体とはいったい何なのか── 限定近況ノートに後日談を掲載しています。
更新:2022/6/19
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なんとなく吉原っぽい777字です。 KAC2023参加作品です。第7回お題「いいわけ」
更新:2023/3/16
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朝刊の一面で、私はかつての知人が処刑されることを知った。 第一回こむら川小説大賞参加作品です。
更新:2020/1/1
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のりこさんは寂しがり屋の幽霊です。生きていた頃から、SNSで可愛いものや楽しいものを集めたり、友達とおしゃべりしたりするのが好きだったそうです。だから、幽霊になった今でも同じことをしているそうです。のりこさんにフォローされてしまったら、すぐにブロックやリムーブしてはいけません。他の友達を紹介してあげましょう。 高校生の杉田麻里が、友人の紹介からふとフォローした「のりこさん」というアカウント。その日から彼女の周辺では次々と恐怖が起きる。 「のりこさん」は何者なのか、どうすれば逃げられるのか――1話ごとに主役を変えた連作短編で正体に迫っていきます。
更新:2021/1/28
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