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作者:悠井すみれ

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作:悠井すみれ

狼将軍の生贄の花嫁

【第10回ネット小説大賞でコミックシナリオ賞をいただきました。Webtoonアプリcomico様にてコミカライズ掲載中です。】 【不遇なヒロインと恐れられるヒーロー。政略結婚で結ばれたふたりは、やがて心を通わせて陰謀に立ち向かう】 【王道ヒストリカルロマンです】  私生児の生まれゆえに冷遇されて育ったエリーゼは、婚約者を亡くしたばかりの心痛の中、残虐な野心家と評判のヴォルフリート将軍と強引に結婚させられる。戦勝の褒美として不遜にも王女との結婚を望んだ将軍を牽制するための、生贄のような立場の花嫁だった。彼女の婚約者を戦場に散らせたのは、その将軍だというのに。  将軍にとっても彼女は押し付けられた妻ということになる。どんな仕打ちを受けるのかと震えるエリーゼに、けれどヴォルフリート将軍は穏やかに告げる。婚約者の復讐を望むなら叶えよう、と。噂される残虐な姿との乖離に驚いたエリーゼは、将軍の素顔を知りたいと思うようになる。  しかし将軍が心身に負った傷は深く、なかなか近づくことはできない。多くの命を奪ったことへの罰として、彼は自らの死を望んでいたのだ。それを知ったエリーゼは、彼を救いたいと思うようになるが── 本編約14万字です。性描写は後日談の一部のみです。

更新:2021/1/31

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作:悠井すみれ

花旦綺羅演戯 ~娘役者は後宮に舞う~

【第二部完結しました。第三部は2024年春予定】  国一番の役者の娘である燦珠《さんじゅ》は、父に倣って国一番の華劇《ファジュ》の花旦《むすめやく》になるのが夢。けれど、女の芸はあくまで余興、男旦《おんながた》と同様に舞台に立つことは望めない。 「女が女を演じて何が悪いのよ!?」  拳を握る燦珠に、美貌の宦官・霜烈《そうれつ》は囁く。 「秘華園──後宮には女だけの戯班《げきだん》を養う一角がある。そこならばお前の望みも叶えられよう」  皇宮の最奥では、皇帝や妃嬪を慰めるべく選りすぐりの女役者が切磋琢磨しているのだという。無論、寵愛や権力争いにも深く関わる蠱毒の園でもあるのだが。 「歌って踊れるならどこでも良いわ! っていうか天子様に認められたら私が国一番よね!?」  意気軒高の燦珠は、まだ知らない。後宮に渦巻く嫉妬や欲望は思いのほかに強いこと。即位したばかりの若き皇帝は大の華劇嫌いであるということを。  華劇に懸ける燦珠の熱意は、皇帝の考えを変えることができるのか!? 後宮の陰謀を除くことができるのか……!? ※「娘役者は後宮に舞う ~後宮の闇も陰謀も、歌って踊って解決します!~」のタイトルで小説家になろうでも公開しています。 ※京劇をモチーフにした芸能をテーマにしています。歌や舞の描写をお楽しみください。 ※作中作の歌詞・台詞は出典の明記がない場合は自作です。出典ありの場合も改変していることがあるので、中国語としては信じないでください。 ※恋愛要素はほんのりです。ヒロインは芝居命過ぎて恋愛する暇はありません。ヒロインの夢と才能を全面的に理解して協力してくれる超絶美形ヒーロー(宦官)は登場します。

更新:2024/1/15

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