公爵令嬢マルグリットは、いわれのない罪を負って愛する人や家族と別れさせられ、国外追放の罰を下された。それでも彼女は誇り高く微笑んでいる。全ては祖国のためだと信じているから。 しかし彼女の覚悟も信念も、無残な形で裏切られる。全てを奪われた彼女は心を凍らせるが……。
更新:2015/9/19
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花嫁の姿をひと目見て、彼は密かに落胆の溜息を吐いた。王女でありながら、花嫁の衣装は白一色の簡素なもの、盲目ゆえに父王に疎まれているという噂は、どうやら真実のようだった。 しかし婚礼の日の夜、彼は姫の衣装の真実を知る。 狼子由様主催「描写力アップを目指そう企画」第六回 キラキラ☆ワードローブ企画(https://ncode.syosetu.com/n9981du/)に参加した作品を加筆したものです。 エブリスタにも掲載しています。
更新:2018/11/24
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人魚姫に助けてもらったことに気付いた王子様は、人魚姫と結ばれることになりました。海の上での結婚式では、人魚も人間も魚たちも、ふたりを祝福しています。王子様と結婚するはずだった人間のお姫様もその中にいます。 でも、結婚式が終わってひとりきりになったお姫様は泣き出してしまいます。お姫様は王子様のことがまだ好きだったのです。そんなお姫様のところに、王子様の声をした何者かが現れます。それは、王子様の影だと名乗ったのですが―― 人魚姫がハッピーエンドだったら、というifにオスカー・ワイルドの童話「漁師とその魂」の要素を加えた作品です。
更新:2018/1/14
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革命で夫と王冠を失った王妃は森の奥に幽閉された。それから二十年、今も彼女に愛を乞う男がいる。 カクヨムにも投稿しています。
更新:2014/8/24
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祖国を滅ぼされた王女シャスティエは、仇の王の側妃になる。密かに復讐を意味する名を名乗り、夫には心を許さず、祖国の血を引く子に敵の国を継がせるのが目的のはずだった。 けれど彼女の心は揺らいでいく。敵国内の不穏な情勢、周辺国の野望の前には、仇のはずの男こそ最も信頼できる同盟相手だったのだ。優しく美しい王妃との交流や、生まれた子供に芽生えた愛も、彼女の憎しみを溶かしていく。一方で、敵対する者たちの悪意と陰謀が容赦なくシャスティエを襲う。 戦いに心身を翻弄される王女は、それでも血に濡れた道を歩む。かつては憎んだ王と共に。 ※各話ごとに視点が変わる群像劇です。対立する登場人物が織り成す権謀術数をお楽しみ下さい。 ※割とあっさり人が死にます。 ※カクヨムにも掲載しています。
更新:2018/10/1
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高校三年生の夏休み。予備校の夏期講習に参加していた私は、学校の有名人、歌劇部の男役スター――通称マクシミリアンの意外な一面を知ることになる。 カクヨム、pixivにも掲載しています。
更新:2019/8/18
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神霊の器に選ばれた者は、神殿で数百年を過ごす定めを受け入れなければならない。 しかし器もひとりではなく、寄り添う者も従えている。 それは、神霊の眷属と呼ばれる者。器の候補に選ばれ、神霊に触れたことがありながら適合することができなかった者。 人ならざる者に変わったために、眷属は神殿を離れることができないのだが、今、ひとりの眷属が暇乞いを申し出る。
更新:2016/9/15
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颯馬が入院している峯岸病院の院長先生は、ちょっと変だ。同室の陸翔と口げんかして、死ねって言ったらすごい怒られた。ほんとに死ねば良いとか思うはずないのに。夜中におかしなものを見ちゃったし、最悪だ。 夏ホラー2019参加作品です。カクヨムにも投稿しています。
更新:2019/8/25
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「私」と夫は、一年間深大寺に通い続けている。境内の一角にある動物霊園に、愛犬のハナが眠っているのだ。我が子同然に可愛がったハナがいなくなった後、私たちは「お父さん」でも「お母さん」でもなくなってしまった。 子供のいない中年の夫婦が、ふたりだけの老後の距離感を探る物語。 第15回深大寺恋愛短編小説賞の最終選考落選作です。
更新:2019/11/12
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