「なぜ、望めば王太子妃にもなれるリーベン公爵家のご令嬢が私のような者に……?」 ある日突然、格上の公爵家から婚約の打診を受け、ゲシェンク伯爵家の三男であるレオナルド・ゲシェンク様は、真意を測りかねているようだった。 (……だって、その王太子殿下との婚約を阻止する為に貴方がぴったりだったんですもの!) などと、こちらを訝しげに見つめてくるレオナルド様に本音を言えるはずもなく……。 悪役令嬢として転生してしまったシャルロッテは、自分と公爵家にとって「ぴったり」な結婚相手を見つけ出した。麗しい美貌に放蕩三昧の噂の持ち主だけれど、どうやら予想外な方向にお話が進んでしまい……? ※R15は保険です。 ※この作品はアルファポリス様にも投稿しています。
更新:2023/12/3
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「この婚約は、国王陛下から勅令を受け結ばれたものだ。 この先、私が君を愛することはない」 「…………はい。承知いたしました」 ミモザが咲き乱れる庭園のガゼボで、新しい婚約者に断言された。 なるほど、これは悪役令嬢が断罪後に望まぬ結婚を押し付けられて、嫁ぎ先で冷遇されるルートみたいね……。 そう思っていたけれど、どうも目の前の新しい婚約者クリストファー・ラムバレド様の様子がおかしい…………? 「うっ……」 「あの、お顔の色が優れないようですが……」 「胃が……君に申し訳なさすぎて……胃が痛い……」 どうやら思っていたような冷酷傲慢な方では無いようで……!? ※R15は保険です。 ※この作品はアルファポリス様にも投稿しています。 ※誤字報告すごく有難いです!どうぞ宜しくお願いします。
更新:2023/11/11
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