NG。 それは禁止行動。暗黙の了解の中で脈々と続く、破れば死ぬとされた特定条件。中学の頃、俺こと郷矢乃絃を除く全員が名探偵を名乗る彩霧明衣によってNGを突かれ、死亡した。 「そうだ。助手を探してたんだ。名探偵には助手が必要でしょ?」 「は?」 高校に入って二年。以降俺は、この邪悪な探偵の助手をしている。 いつかコイツのNGを当ててやるその日まで。他の何を犠牲にしても。
更新:2024/4/27
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王奉院詠奈。それが俺の好きな人の名前。 価値ある物はお金で買えると信じて疑わず、無価値な物は消えていいと豪語する彼女は、拝金主義なようて致命的な所が違う。彼女は欲しいと思った物に惜しまず金を投入し、絶対に手に入れようとする。それは友達のような関係性であっても例外じゃない。 五〇〇万で友達として買われてから、俺こと沙桐景夜の人生は一変した。初めての友達に舞い上がった。同じ学校に通えたらどんなに良いかと思い、日々それを夢想した。 中学を卒業した次の日、彼女は三億を両手に抱えて。 「景夜君を買わせてくださいな。私のモノとして」 ※カクヨムでも更新していきますが、違いはないです。
更新:2024/4/25
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八重馬九十は幼い頃の奇跡を忘れられず、死に損なったような平穏な人生を送っていた。ただ一人面影を思い出させてくれる御堂湯那を慕い、これまでどのような事があっても離れず生徒会の仕事を手伝っていた。 そんな平和を投げ捨てでも聞きたかったのは、何でもない夜の日に、何故殺人を犯したのか。それは殺人犯の目の前で自分が目撃者だと明かすようなもの。 それでも答えを知りたかった。 「だって私、死神だから」 その答えを聞きたかった。 死神に魂を渡してでも。 あの日の病巣を、追い求めて。
更新:2024/2/6
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この世界には、あらゆる非常識を世界各国から収集する裏機関が存在する。 隠蔽、確保、調査、利用。 その四つを信念として活動を続けるその機関は、ある日。天岬幸太を買い取り、その日から彼は特異ナンバー九九九として、非日常の世界に足を踏み入れる事になった。機関の職員となった彼が担当する事になったのは、特異ナンバー〇二三としてずっと孤独を味わってきた一人の少女。またの名を『クロネコ』。 彼は彼女と、彼女は彼と出会った事で、二人は故も分からぬ感情を育んでいく。時に別の特異と接して、時には機関の職員と接して。 「あ。取り扱い方間違えた」 日常から忘れられた二人は、今、青春を謳歌する。
更新:2023/2/28
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木ノ比良澪雨は盲目的に敬われる好待遇とその善良さからかえって孤立し、学生生活を謳歌出来ずにいた。窮屈な生活をやめたいとも考えていた。 部活にも入らず、友達も出来ず、休日もなければ趣味もない。好きでもない習い事と強要されてばかりの勉強に遂に嫌気が差した彼女は、たまたま弱みを握れた俺に対して夜更かしの提案を突き付ける。 この町では、夜間の外出を禁じられていた。 何故も何も危ないからだろうに、抑圧続きのストレスを発散する様に彼女は俺を道連れに禁断を破る。ただ自由を謳歌する。 「言っとくけど。拒否権とかないかんね」 その代償を、誰が払うのかも知らずに。
更新:2022/12/30
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黒幕系彼女の休日。 修学旅行は学生にとっての一大イベント。 黒幕として最愛を守る彼女も、今度ばかりは休日だった。大好きな人との旅行を前に彼等は胸を高鳴らせ、時に露骨すぎる程の好意を露わにする。 後に彼等はこう語る。 告白出来ていれば、それが一番良かったなと。 ※黒幕系彼女が俺を離してくれないの前日ならぬ前年譚になります(中学の修学旅行の話
更新:2020/9/30
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メアリー・スーに勝利した俺達の日常は、ちょっと不思議なものだった。
更新:2020/5/3
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