亡国の姫エステルは同盟国のヘイルラント王国へと独り亡命した。 そんな彼女に与えられたのは、図書塔と呼ばれる小さな図書館と、出来が悪いと評判の第二王子ユリウスの家庭教師役だった。 兄である第一王子ヒューイといつも比較され、幼いながらもひねくれていたユリウスに、エステルは手を焼きながらも勉強や読書を通して、少しずつ距離を近付けていった。 しかしある日、ユリウスはエステルの気を惹く為に邪悪な宮廷魔術師に手を貸してしまい、邪神降臨の儀式の生贄に。しかしエステルがそれを身を挺して庇った結果、彼女は時が止まったまま眠りについてしまった…… *他所にみ投稿済み
更新:2021/10/7
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