「変わりたい」。そう固く決心して、塔子はこの学園に入学した。 大正期から続く名門寄宿学校だ。内気で不甲斐ない自分を変えていきたい、自分の殻を破りたい、そう思って、親元を離れここに来た。けれどここはふしぎな場所だった。生徒たちはこの学園を「緑の王国」と呼んでいる。そしてみずからを「緑の民」と呼んでいる。「獅子」と称される、学園の王がいて、姿を隠しながら生徒たちを従えている。変なところだ、こわい学校だ――気づいたときにはもう遅かった。なぜか塔子は指名されてしまったのだ。緑の王国の次期女王に――。 緑の王国とは何か、獅子はだれか、その目的とは何なのか。これは、内気で臆病な少女が、学園の王「獅子」となるまでの物語。
更新:2023/9/20
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森はいま、眠りのなかにある――。 ※維川千代号さん主催の【眠くなる小説】参加作です。
更新:2014/5/17
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【200文字小説】 その日は雨が降っていて、光る路面の上を車が泳ぐように走っていた――。 ある女性の喪失のお話。
更新:2014/3/20
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