確か、マジで? って思った。 前世の記憶を持ったまま大正時代の日本に逆行したかと思いきや若干なんか違う世界だ。魔法とかある。でも私にはなかった。そのせいで前世と同じく家族にいない子扱いされている。マジで。何か転生特典とかあるかと思うでしょう。ないの。とても不遇。 「さつきさんのことは……どうしてもそういう対象に見えなくて申し訳ないと思っていた」 生まれた時からの許嫁は妹にとられた。すごく不遇。 だけど私は負けないよ。小さな黒い毛むくじゃらの異形が何故だかずっとそばにいるから。いるだけだけど。 「は!? 寄ってこられたことはあっても逃げられたことなんてねぇよ!」 しゃべらなきゃイケメンの軍人さんに拾われて運が向いてきたかもしれないし違うかもしれない。 ********** 同タイトルの過去自作がありますが別物です。似てますけど別物です。
更新:2023/11/16
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目が覚めたのは八年前。DV夫がまだ普通の恋人であった頃に戻って来た。 逃げようと思えば逃げられる。逃げ出した方が利口なのもわかってる。なのにそれでも。 ■■■ 後味はきっと悪いです。救いもないです。大昔に書いたお話。ちまちま移民中 この作品は自サイト「むぎごはん」などにも掲載しています。
更新:2020/6/23
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「ぼく」は四年に一度人魚たちが訪れる村に住んでいる。 両足のない少年と四本足をもつ人魚姫。二人は四年に一度の祭りのたびにふれあい心を通わせていた。 この作品は自ブログ「むぎごはん」(http://mamemugi.blog18.fc2.com/blog-entry-147.html)にも掲載しています。
更新:2017/7/9
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ゆうべ一方的に別れ話をされた。旅行中の母は急に入院した甥っ子の面倒を無理やり押しつけてくる。自分の担当でもないはずのルーチンワークが私にしか処理できないような顔して机に鎮座している。どいつもこいつも私なら大丈夫だと無茶ぶりばかりで。ちょっとだけ疲れた私のちょっとだけ日常と違う甥っ子との暮らし。 ******************** 『月の夜ひまわり畑の真ん中に置いていかれた犬です、わたし (かしくら ゆう)』 ゆうちゃん(@cassy_yu)から短歌をお題にもらって書いたおはなしです。 自サイトにも掲載しているものをちょっと校正しました。
更新:2020/7/19
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市立総合病院につとめる平木は幼いころから異形のものをみることができた。 ただし見えるだけ。 なぜかまとわりつく小さな黒い毛むくじゃらの異形と平平凡凡に毎日を過ごしている。 異形をスルーしつづける習慣のせいかあまり対人スキルがあがらなかった平木には、 最近よく話しかけてくる西沢のその意図がわからない。 ******* 第24回電撃大賞2次選考落ち作品を改稿しました エブリスタにも掲載しています。 2018/6/21 エブリスタ内公式イベント「日常」で大賞受賞しました!
更新:2017/11/24
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