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作者:間咲正樹

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作:間咲正樹

【断滅の魔女】と【金色の奸雄】

「マリィ・スカーレイト、ただ今をもって、貴様との婚約を破棄する!」 「――!」  多くの貴族が出席している庭園での茶会の最中。  【断滅の魔女】の二つ名を持つ稀代の魔術師マリィは、婚約者であるウォーレン王太子殿下に、突如婚約破棄されてしまう。 「自分で何言ってるかわかってんのかお前? お前とアタシの婚約は、お前の親父が決めたことだぞ? それを勝手に反故にしたら、大目玉を喰らうのはお前だけどいいの?」 「ええい、うるさいうるさいッ! 僕ももう大人だ! 自分のことくらい自分で決める! きっと父上もわかってくださるさ!」  ウォーレンは未来の国王である自分に対する敬意が感じられないという理由で、マリィとの婚約を国王に無断で破棄したのだ。  そして今後は、聖女であるメルアと共に、真実の愛を築くと宣言する。  王太子の婚約者でなくなってしまったマリィは、最も殉職率の高い過酷な騎士団として有名な、西方騎士団に左遷されてしまう。  そこでマリィは、【金色の奸雄】の二つ名を持つ、一人の男と出会い……!?

更新:2023/11/18

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作:間咲正樹

塩対応の結婚相手の本音らしきものを、従者さんがスケッチブックで暴露してきます

「リヒャルト様、このフリーダ、本日よりあなた様の妻として精一杯務めさせていただきます。何卒よろしくお願い申し上げます」 「……ああ」  桜の蕾が長い眠りから目覚めたばかりの、麗らかなある日。  広大なバラデュール侯爵家の一室にて、私は今日から夫となるリヒャルト様に、うやうやしくカーテシーを取った。  だが、リヒャルト様から返されたのは、「……ああ」という素っ気ない返事だけ。  絵画に描かれる魔王を彷彿とさせるような、冷たくも美しい瞳が私を刺す。  でも然程ショックはない。  何せ私はつい先月、婚約者に浮気された挙句、婚約を破棄された身なのだ。  理由はどうあれ傷物となった私と、新たに結婚してくれる人など現れるはずもない。  そんな中唯一打診をくれたのが、何とあの名門バラデュール侯爵家だったのである。  一人息子のリヒャルト様の妻に、私を欲しいとのこと――。  私の両親は大層喜び、二つ返事でこうして結婚の運びとなったのだった。  何故バラデュール侯爵閣下が、私なんかを大事な一人息子の妻にしたがったのかは見当もつかないけれど、当のリヒャルト様からしたら迷惑極まりなかったことだろう。  だからこそ、リヒャルト様のこの態度も当然よ。  傷物の自分をもらっていただいたことに感謝こそすれ、文句を言う権利は微塵もないわ……。  ……ん?  その時だった。  リヒャルト様の隣でずっと笑顔で佇んでいた従者さんらしき人が、どこからともなくスケッチブックを取り出し、物凄い早さでそこに何かを書き始めた。  い、いったい何を……?  従者さんはスケッチブックをリヒャルト様の後頭部辺りにそっと掲げた。  そこにはこんな文章が書かれていた――。 『ふわああああん!! 俺のバカバカバカ!! 何であんな素っ気ない返事しかできなかったんだよおお!!! ホントはフリーダのことが好きで好きで堪らないのに!!! 婚約破棄されたって知った時は、「ヨッシャアアアアア!!!!」ってガッツポーズして、速攻で父上に結婚の打診をするように土下座までしたのにッ!! でも、愛しのフリーダを目の前にしたら、緊張して上手く喋れねえよおおおお!!!』

更新:2022/11/25

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