帝都を震撼させた二・二六事件からおよそ一年。陸軍予備役大将・宇垣一成は、次期首相候補に任命される。 陸軍の最長老とも言える宇垣が他大臣の選定に着手したその時、最大の敵として立ちはだかったのは、他ならぬ陸軍であった。 政界・財界・大衆・宮中の全てに待望された宇垣内閣は、果たして組閣を実現することが出来るのか。 本作は、次期首相候補に選ばれてから『最初の9日間』にのみ焦点を絞った内閣の組閣に奮闘する、戦車も戦艦も空母も予算案でしか出てこない戦争要素皆無の仮想昭和政治物語である。 ※宇垣内閣流産事件をベースとしているものの、史実通りではないフィクション小説です。
更新:2020/9/27
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公爵令嬢として生まれ王太子の婚約者として育てられた少女は、平民生まれのヒロインによって婚約破棄される悪役令嬢であった。 ――という乙女ゲームによく似た世界であることを知っているのは、この世界へ飛ばされた転生者のみ。 ゲームのヘビーユーザーであった転生者は悪役令嬢を守るために公爵領へと赴き、仕官を請い雇われることになる。 しかし、そこはメイドですら貴族子女の公爵邸。身分の不確かな転生者は『道化師』として雇用されることとなってしまった。 だが、この物語の主役は『道化師』ではなく――婚約破棄される悪役令嬢である。 彼女は政略と謀略が交錯する中で、転生者と、ヒロインと、向き合っていく。
更新:2021/1/16
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転生したら白雪姫のモデルとなった神聖ローマ帝国貴族令嬢――マルガレータ・フォン・ヴァルデックだった。 しかしそこは優しい物語の世界ではなく、宗教対立による泥沼の抗争とオスマン帝国の脅威に渦巻く16世紀欧州。父がプロテスタントであることを理由に白雪姫を亡き者にしようとする継母、助けてくれるはずの王子は後に『太陽の沈まない国』を築き上げるカトリックの盟主ことフェリペ2世。 日本の戦国時代の知識はあれど西洋史に詳しくない主人公は、陰謀と政争の濁流に巻き込まれながらも、未来を知っている戦国日本を目指して欧州脱出を図るグローバル逃避行物語。
更新:2021/12/3
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転生したら徳川家康の正妻・築山殿だった。 しかも築山殿は史実では家康と不仲で、最終的には誅殺されてしまう。 ――織田信長、羽柴秀吉そして徳川家康。戦国の時代の寵児らに目掛けられ、そして狙われる身となる主人公。 しかし主人公は、時代と運命に捉われはしなかった。 「……ふふふ、竹千代くん? その才覚を私に見せていただきましょうか」 これは、傑物揃いの戦国武将と相対し、彼らの思惑から外れる奇手を打つ物語である。 ※アイヌ民族とネイティブアメリカンが出てきます。
更新:2020/4/18
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転生したら国家公務員魔法使い職の娘だった。 主人公は直前までやっていた恋愛ゲームの悪役令嬢に転生したことに気付く。しかし悪役令嬢は終盤に敵国の戦争犯罪人として断罪・婚約破棄されるのみでwikiのキャラクター解説にも数行しか書かれていなかった。 ゲーム本編と別の国? 悪役令嬢なのに平民? 異世界なのに鉄道も飛行機もある? ギルドは既に解体済み? 戸惑うことも多いが、何もしないと自国の敗戦と自身の没落。だけど転生前も後も特別な能力などない一般人。 並外れた能力もない、中世でもない、現代知識あまり使えない、剣と魔法も微妙でバトルもしない近代日常物語。ごはんと事務的官僚内政ものもあるよ!
更新:2021/10/16
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