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作者:Stell A

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作:StellA

新解釈・白雪姫 ~白雪の異常な執着 または王妃はいかにして自分磨きをやめて罪に手を染めることになったか~

 皆さまご存じ白雪姫。  美しさを望まれて生まれた白雪姫、美にとらわれたお妃さま、ただ横たわる少女の美しさに心打たれる王子様、グリム兄弟が集めたお話の中でも、屈指のルッキズムを極めた物語。  原作、またはそのもとになった伝承は不完全で、それゆえに、多くの解釈がある。  例えば、物言わぬ姫君を連れ帰る王子の性癖の危うさが取沙汰にされがちだが、彼は仕方がない。おとぎ話の王子さまは、その物語を終わらせるために登場する機械仕掛けの王子さまなのだ。  それよりも看過できないのは、お妃さまは4回、少なくとも3回は、自らの手で白雪姫の暗殺を実行して、失敗する。そして、特筆すべきは、白雪姫の学習能力のなさ。彼女は3回も殺されそうになってなお、怪しい老婆が差し出すリンゴを口にするのだ。  お妃さまの詰めが甘いのか、白雪姫が迂闊なのか、それとも、お妃さまは、本当に白雪姫を殺したいと思っていたのか、白雪姫は、むしろ解って受け入れていたのではないか。  これから語るのは、一つの解釈。  お気に召さなかったなら、ただの戯言と思ってお許しを。  お許し下されば身の励み、パックじゃないから嘘もつきますが、皆様方、おとがめなきよう。 ※2021/01/31改題 いろいろとオマージュしています。

更新:2020/11/15

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作:StellA

そして、君たちは世界の片隅で引きこもることを選んだ。

 世界は緩やかに停滞しようとしている。  数世紀も前から叫ばれていた燃料枯渇問題は、様々な取り組みが行われているものの、未だ解決の糸口が見つからないでいた。  まだ裕福な地域も残るものの、地理的に自然エネルギーに乏しく、また化石燃料もない貧しい地域はエネルギー制限がかけられており、日常生活が原始的になり文化的な生活が送れない地区は広がっている。  君たち ―― 日本もまた、自然エネルギーに乏しく、化石燃料のない国だった。  それでも、技術立国としての地位を確保していたため、裕福な国ではあったが、技術が飽和していた世代において、衰退の一途を辿るであろうと予言されていた国でもあった。  日本は火山帯である地形を利用した地熱発電を推進することで、どうにかエネルギーを確保しようと奮闘した。  しかし、国際社会はそれを許さなかった。  残り少ない資源をコントロールしようと各国は躍起になり、ようやく海底地熱発電機構 ―― ワダツミシステムの運用にこぎつけた日本に対し、エネルギー資源の供給に制限を課したのだ。  運用が始まったばかりのワダツミシステムでは、国内需要を賄いきれないと判断した日本は、衛星を使って太陽エネルギーを地表受電するという、とんでもない技術を採用した。  そのことにより、当時、ぎりぎりの均衡で保たれていた国際社会のパワーバランスが崩れると懸念されたが、日本はその技術及び得たエネルギーの国際流出を自粛し、緩やかに鎖国するという道を歩んだ。  列島に生きる人々の生活を支えるのは、東海沖に浮かぶ人工島からなる海底地熱発電機構である<ワダツミシステム>、そして、列島上の宇宙空間に建設した静止衛生群および宇宙基地からなる宇宙太陽光発電機構<アマテラスシステム>。  これは世界の片隅で引きこもることを選んだ人々の群像劇。 ※思いついた順に書いていこうと思っていますので、時系列はバラバラです。 -お礼- ※本作は『箱庭』シリーズのリメイクです。 ※『箱庭』シリーズに反応くださった方ありがとうございました。 ※今後はこちらを地味に更新していきたい所存です(2021/08/31)。

更新:2022/3/30

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