見たこともない森の中、今度はトリップか、と自分の運のなさに心底呆れて現実逃避していたら、クマさんに出会った。クマみたいな人でもクマそのものでもない、クマさん。なぜなら、ちゃんと服を着ている。しかも「娘さん、ここは危険だ、お行きなさい」と言葉まで話している。実際には「人の娘、ここは聖地だ、とっとと出て行け!」だったけど。 聖地の奥で見付けた小娘の虚ろな目に溢れた想い。それが強烈に俺の心に焼き付いた。惜しむらくはその運命が見えぬこと。ああ、なんだ、俺は惜しいのか。ならば手に入れるまで。 前世の記憶を持つ小娘が、聖職者を名乗るクマさんの罠にまんまと落ちるまで。 ────2022/11/16 改稿 / 2022/11/28 クマさん視点追加
更新:2022/11/28
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山の中の一軒家で寄り添うように暮らす、目に似た痣を額に持つ彼女と人の言葉を理解する狼にも似た超大型犬。 その大型犬には秘密がある。人の身体に犬の頭を持つ狼人。その糧は血──。 その秘密を彼女が知るとき、月向こうの世界も知ることになる。
更新:2017/7/8
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三千大千世界の鴉の長になりそこねた、ただのカラスとの邂逅。
更新:2015/10/21
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「ボクは幽霊なんだ」 そう言って痛々しく笑う君に、私は恋をした。
更新:2017/12/3
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ある日目覚めたら存在が透き通っていた青とある日を境に全てが色褪せた須臾。二人の出会いと日常、愛や恋よりも大切な誓い。
更新:2019/11/14
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今まで聴いたこともないほど綺麗な声。少し高めの、透き通った、柔らかな響き。 綻ぶようにふわっとごく自然に零れたかのような柔らかな笑顔。 生きることも死ぬことも、同じくらいの重さでしかなかった俺は、そこに何かを求めていた。 ※自殺・死に関する描写があります。苦手な方はご注意ください。
更新:2016/2/16
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大叔母から築百年の隠れ家を相続した紫桜。座敷ぼっこの気配があるその家に、幼馴染みで大学講師の琥太朗、ピースフルなしっぽのおざきくん、二尾の黒狐が次々同居することに。 わりと普通なマヨヒガライフ。
更新:2020/10/28
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帰りがけに呼び止められた三井 絢斗は、暫定的に付き合ってみないか、と結城 戀に持ちかけられた。 すべてが欲しい絢斗と忘れられたくない戀の一度きりの恋の話。
更新:2020/5/14
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