嘘つき少女と隠し事ばかりの機械が紡ぐ物語。 千年前に大方の機械が喪われた世界。その片隅に立つある屋敷に、双子の姉弟が軟禁されていた。 二人に友と呼べる人間はいない。しかし、友ならいる。それは、現代に遺る機械の一体、少女型の機械人形だった。 姉弟は憎たらしい従弟との出会いを契機に、家出を決意し、機械の力を借りて屋敷から脱出する。 三人はそれぞれの持ち味、従弟は勇気、弟は配慮、姉は嘘を武器にして、逃避行へ挑んだ。 剥製と化した少女、国境の街に潜む罪、機械が秘める隠し事など、様々な謎を解き明かしながら。 友人に憧れ、先達に学び、己の欠落を補おうとする少女少年と、機械が織りなすヒューマンドラマ。 (2020年集英社ノベル大賞2次通過3次落選の応募作を加筆修正したものです) (”小説家になろう”と”ノベルアップ+”に掲載しています)
更新:2021/7/10
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