ジーンは独り言つ。分かっている。自分がこの「月の裏側」に転属となったのは「罰」なのだと……。 ……ものがたりはユーラシア革命軍の軍医、ジーン・カナハラが愛娘のアイリーンを連れ「月の裏側」にある戦争難民収容所に赴任するところから始まる。だが、彼は知っている。その施設の真の姿と、これから自分が当たる任務を……。紛争状態がつづく、未来の地球と月を舞台に描く、SFヒューマンドラマ。 *第一部はジーンが主人公・第二部はアイリーンが主人公となります (表紙イラスト りーぬ)
更新:2023/7/22
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【第二回角川武蔵野文学賞 ライトノベル部門大賞受賞作品です】 宮廷画家アルフレッドの祖国は戦に負け、新たな王の支配下になった。敗戦から間もないある日、彼の工房を旧友の将軍ギルバートが訪れる。ギルバートは言う。「新王がお前の絵を所望している」と。その絵とは……。
更新:2021/9/25
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舞台は疫病が数百年と蔓延する世界。 疫病を背負った少女エスターは、本能のまま、薬草の捜索に野を駆ける。 隣国から亡命してきた少年カロは、自らの出生の謎を求めながら、薬草の秘密を暴く。 病の者たちの国を作ろうと画策する男グルーは、修羅の道を歩みつつも、薬草の行方を追う。 それぞれ時も場所も違う三人の冒険譚で構成される、疫病の特効薬である薬草の花を巡るストーリー。 いったい、この世界に救いの花は咲くのか。 そして何のために、誰のために。 これは、不条理と矛盾に満ちた人の生と死、そして希望の物語。
更新:2020/10/4
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恒星間抗争の終わった惑星に暮らす傷痍軍人イヴァンと少女スノウ。イヴァンは戦火により顔の半分と身体の自由を失い、スノウは戦争によって身を売ることを強いられる夜を過ごす。2人はイヴァンの「落としもの」をきっかけに、ある日出会い共に旅に出ることとなる。果たして、自分の「Dearest(最愛の人)」は誰なのかを求めつつ。旅の各所に潜むのは終わったはずの戦争の傷跡と影。さらにイヴァンの消えた記憶に絡む謎を追い、追われながら、いつしか迎える旅の終わり。2人は、記憶を辿る旅路の最後に、何を知るのか。 ※カクヨム・エブリスタ・ノベルアッププラスにも掲載
更新:2022/11/26
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それは、美しくも妖しい黄金色の薔薇が、ひとりの女、ふたりの男の運命を操る物語――。伯爵令嬢アシュリン・エンフィールドは、婚約者ライナルトとの結婚を前に穏やかな生活を送っていた。一方で自分を炎の中から助け出す男性の夢を毎夜のように見ており、その謎の男が気に掛かって仕方ない。そんな時、彼女は新居の専属庭師となるクラウスを紹介される。だが、クラウスはアシュリンに冷たい態度しか取らない。それはエンフィールド家の過去となにか関係があるようで……。やがて動き出した政局のなか、アシュリン、ライナルト、そしてクラウスは、それぞれ過酷な運命に翻弄されていく――。 ※ノベルアッププラス・魔法のiらんどにも掲載。
更新:2022/8/16
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