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@オノログ
作者:一ノ谷鈴
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書籍化
コミカライズ
作:一ノ谷鈴
ジュリエッタは一人きり、辺境の森の中にいた。婚約者だった王子に裏切られ、濡れ衣を着せられて、追放されてしまったのだ。 しかし彼女はくじけなかった。薬師見習いだった前世の記憶と、転生してから学んだ魔法。その二つを武器に生き抜いてやるのだと、彼女はそう決意する。 手ひどい裏切りに傷つき、孤独に過ごしていたジュリエッタ。そんな彼女はある日、竜の子供を拾ってしまう。 仕方なく、彼女はその竜にミモザと名付け、共に暮らすことにした。 誰も立ち入らない森の中、ミモザと二人だけの暮らし。それはとても温かく、幸せなものだった。 けれどその暮らしにも、やがて終わりがやってくる。迷って悩んで、そして彼女は決断した。人間ではあり得ない長い時を、ミモザと共に生きていく、と。 これは、魔女と呼ばれるようになった元侯爵令嬢が、伴侶の竜と共に人間たちを優しく見守っていく物語。 (6章連載に先立ち、全編改稿しています) (カクヨムにも連載始めました)
更新:2024/4/25
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「わたくしが婿を取れなければ、リルケの家は滅びてしまう……」 男爵令嬢コンスタンツェ・リルケは窮地に立たされていた。彼女の父親の不祥事のせいでリルケの家は滅亡寸前、残されたのは彼女一人だけ。 そしてそんなリルケの家に、わざわざ婿入りしてくる物好きなんていない。彼女は、ただ途方に暮れることしかできなかった。 「あんたが、婿を必要としてるっていうお嬢様か」 その時、ユリウスと名乗る一人の青年が現れた。平民にしか見えない彼は、それでも確かに貴族の血を引いているのだとか。 溺れる者はわらをもつかむ。彼女は彼に最後の望みを託して、彼を婿として迎えるという契約を結んだのだった。 そうしてコンスタンツェとユリウスの、奇妙な生活が始まる。貴族として必要なあれこれを学ぶユリウスと、そんな彼を見守りつつも彼の自由奔放なふるまいに振り回されるコンスタンツェ。 生まれも育ちもまるで違う二人は、毎日大騒ぎしながらも少しずつ絆を深めていく。しかし試練は、次から次へと二人の前に立ちはだかっていくのだった。
更新:2024/4/21
「アリーシャ、お前は離縁だ」 (やったああああ!!) 離縁を言い渡されたアリーシャは、内心大喜びしていた。政略結婚でハロルドのもとに嫁いでから二年、ずっと形だけの夫婦だったから。いつかこんなところから出ていきたい、彼女はそう思っていたのだ。 彼女の幸運は、もう一つあった。ハロルドは新しい妻にいいところを見せようとしたらしく、アリーシャに屋敷を一つ、手切れ金代わりに譲ってくれたのだ。 その屋敷に移り住んだアリーシャは、かねてから温めていた計画を実行に移す。自由になったら、ガーデニングがしたい。可愛い花をたくさん植えて、素敵なお庭を造りたい。それは彼女がアリーシャとして生まれてくるよりも前、前世からの夢だったのだ。 屋敷の使用人たちともいい関係を築き、アリーシャは庭仕事に思う存分精を出す。そんなある日、旅の途中だという貴族の兄妹が屋敷を訪ねてきた。兄ヴィヴに頼み込まれ、アリーシャは彼らを屋敷に滞在させることにする。新たな仲間を加え、屋敷での暮らしはさらににぎやかな、素敵なものになっていた。 しかしそんな幸せに、ちょくちょく邪魔が入っていく。アリーシャは仲間たちと一緒に、その困難に果敢に立ち向かい、さらなる幸せをつかみとるのだった。それも、想像もしていなかった、とびきりの幸せを。
更新:2024/3/20
彼女は、幼い頃からずっと一人だった。両親は病弱な妹だけを溺愛して、わがままな妹は彼女を見下して。 そうして年頃になった彼女は、妹の代わりに嫁がされることになった。しかし嫁ぎ先でも、彼女はやはり不幸だった。顔も見せない夫、自分を虐げてくる義理の両親。 姑に嫌われた彼女は、嫁ぎ先をも追い出されてしまう。一人とぼとぼとさまよう彼女に、野盗の刃が迫っていた。 しかし彼女が死を覚悟したその時、救いの手が差し伸べられる。一人の男性が颯爽と現れ、素手で野盗たちを軽々と倒してしまったのだ。彼女はその圧倒的な力に、一筋の希望を見出す。 その男性に弟子入りし、力を手に入れた彼女。そうして彼女は、師匠に別れを告げ、復讐の旅に出たのだった。今まで自分を虐げ、ないがしろにしてきた人々に、力ずくで自分の思いを伝える旅に。 しかし彼女はその途中、怒りのあまり妹を手にかけようとしてしまう。その時、なぜか師匠と、それに元夫までが割り込んできた。 そうして、師匠は思いもかけないことを口にする。その言葉が、彼女に復讐の終わりを告げるのだった。 (全9話のお話です)
更新:2024/2/10
「君に興味はない。さっさと帰ってくれ」 仮面の伯爵のそんな言葉に、ニネミアは呆然としていた。 彼女は人魚族の姫だったが、掟に背いて地上に出てきていた。しかし人間のふりをしていた彼女は、いきなり人さらいにさらわれてここに連れてこられたのだ。 この伯爵が自分を買った。それなのに彼は、自分を追い払おうとしている。 訳も分からないままニネミアは考える。帰りたい。けれど帰れない。ここは海から遠く、故郷がどこにあるのか分からない。故郷を見つけるまでの間、人間の世界でどうやって暮らしていけばいいのか分からない。 だから彼女は伯爵に頼み込んだ。故郷が見つかるまで、ここに置いてください、と。 伯爵は困惑しながらも、彼女をメイドとして雇ってくれた。 そうして、ニネミアの地上暮らしが始まった。何もかもが新鮮で、楽しかった。 自分がこうしていられるのは伯爵のおかげだ。そう考えたニネミアは、伯爵に礼をしたいと考えた。それをきっかけに、二人の距離が近づいていき……。 これは、人間が気になる人魚姫と人間嫌いの伯爵が、種族を超えて手を取り合うお話。
更新:2024/1/7
【アリアンローズ様から2巻が12月12日発売!】 蝶よ花よと育てられた、男爵令嬢アンヌマリー。しかし彼女は今、不幸のどん底にいた。多額の借金を抱えて彼女の家は取り潰され、彼女はただ一人、伯爵家のメイドとして働くことになってしまったのだ。 しかしそんな状況にもかかわらず、彼女は全く違うことに頭を悩ませていた。 「味噌汁飲みたい……でも味噌なんて、どこにも売ってない……」 ひょんなことから、彼女は謎の記憶を取り戻していた。別の世界、別の場所で、一人暮らしの大学生として元気に過ごしていたという、そんな記憶を。 そうしてアンヌマリーは、その記憶の中で毎日のように食べていた和食を、どうしても食べたくなってしまった。しかし今の自分を取り巻く環境には、味噌も醤油もない。 「ないのなら、作るしかないわね」 彼女は記憶と勘だけを頼りに、様々な和食を再現し始める。そのさなか、彼女はディオンという貴族と知り合った。美形だが偉そうな彼は、ちょくちょく彼女の前に姿を現しては、和食のおすそ分けを要求するようになったのだ。 貴族の癖に、使用人の食事をかつあげする気か。アンヌマリーは最初こそ苦々しく思っていたが、次第に彼に心を開いていった。ディオンは、それはもうおいしそうに、彼女の食事を食べていたのだ。 恋人というには甘さに欠け、友人というには親密すぎる。そんな二人の幸せな時間は長くは続かなかった。アンヌマリーは働いていた屋敷を追い出され、一人とぼとぼと歩いていく。そんな彼女に、ディオンが手を差し伸べる。 (旧題:味噌汁が飲みたくて仕方がない没落令嬢と、彼女の料理のとりこになった腹ぺこ貴族のにぎやかな日々)
更新:2023/12/12
「この子犬が、ライオネル……?」 ナディアは呆然とすることしかできなかった。青ざめた父親が差し出した子犬が、自分の婚約者ライオネルなのだと言われてしまって。 父親によると、どうやらライオネルは山の神の怒りを買って、この姿に変えられたようだった。しかもどうやら、この子犬は自分がライオネルだという自覚がないらしい。 だったら自分が、彼を元に戻してみせる。そう決意したナディアは、子犬を連れて思い出の場所をめぐるようになった。 しかし子犬は、一向に元に戻る気配がない。さすがのナディアも弱気になり始めたある日、彼女の新しい婚約者と名乗る青年が訪ねてきた。彼女の両親は、もうライオネルは戻ってこないものと考え、ナディアとライオネルとの婚約を解消してもいいと判断してしまったのだ。 ライオネルのことをあきらめたくない。けれど、一人で耐えているのも辛い。そうして涙するナディアを見た子犬が、思いもかけない行動に出てしまい……。 これは互いを信じ抜いた二人が、苦難を乗り越えて幸せをつかみ取る物語。 (※全13話のお話になります)
更新:2023/12/3
【GAノベルより2巻発売中!】【講談社シリウスKCよりコミカライズ3巻発売中!】フローリアは貧乏男爵家の令嬢だ。質素だが穏やかな彼女の生活は、一つの神託によって大きく変わってしまった。その神託により、フローリアの妹レナータが聖女に選ばれたからだ。引っ込み思案で気弱なレナータは、聖女に選ばれたことにより態度が豹変し、なぜかフローリアを目の敵にし始めたのだ。聖女として権力を得たレナータによる数々の嫌がらせが、フローリアの平穏を脅かす。 それを見かねた兄の手により、フローリアはとある貴族の屋敷に送られ、そこで召使として働くことになった。その屋敷までは、レナータの魔の手が届かないからだ。しかしそこでフローリアが出会ったのは、この上なく美しい公爵だった。女性たちを魅了する恐るべき美貌を持つ彼を前にして平静を保ち続けるフローリアに、彼は興味を示す。この出会いを機に、フローリアの日常はさらに劇的に、鮮やかに変わっていく。 ※()のついている話は別視点です。 ※R15は保険です。 ※本編完結済み、番外編投稿中です。 (旧題:聖女に選ばれた妹が、なぜか私を目の敵にしてきます)
更新:2023/11/30
ディアーヌは、幸せになるはずだった。彼女に一目惚れし、熱烈に求愛してきた好青年シャルルと、ついに結婚式を挙げたのだから。 しかしその夜、突然二人は思い出した。前世においてディアーヌとシャルルは、互いに命を狙い剣を交えた、いわば宿敵と呼ぶべき存在だったのだと。 シャルルへの愛情と、前世の彼への憎しみ。相反する二つの感情に耐えられず、ディアーヌは彼を拒む。 一方のシャルルは、前世の記憶が戻ったせいかすっかり雰囲気が変わってしまっていたが、それでも彼は懸命にディアーヌを愛し続けていた。 悩み苦しむディアーヌに、シャルルは辛抱強く寄り添う。彼の思いは通じ、やがてディアーヌの中の憎しみも治まりつつあった。 そうして二人は、ぎこちないながらも、ゆっくりと歩み寄り始めた。 もしかしたらもう一度、夫婦としてやっていけるかもしれない。そう思い始めた二人を、さらなる嵐が襲うのだった。
更新:2023/11/20
帝国の伯爵家、そこの一人娘ジゼルには前世の記憶があった。彼女はかつて、とある王国の女王だった。しかし民のためを思って働き続けた彼女は民に裏切られ、処刑されてしまったのだ。そうして、赤子として生まれ変わった。 他人のために頑張って頑張った結果が、あの無惨な最期だった。その事実に打ちのめされた彼女は、これからは自分の生きたいように、自由に生きてやるのだと決意する。 ジゼルは前世から憧れていた魔法を学び、ちょっと過保護な両親の愛をいっぱいに受け、すくすくと成長していった。 やがて六歳になった彼女は、貴族の子女が通う学園に入学した。そして年齢も立場も異なる友人たちと一緒に、にぎやかで楽しい日々を過ごしていた。その友人たちの中に、しれっと皇帝までもが交ざっていたけれど。 前世の苦しみを忘れ、幸せいっぱいに生きるジゼル。しかしある日、彼女はとある事件に巻き込まれる。その中で、彼女は否応なしに過去と向き合うことになるのだった。
更新:2023/10/22
※作品の評価点について
登録数が少ない期間は単純平均点で表示します。より多くの作品数・レビュー数になったら新評価式を適用します。
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