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作者:南雲麗

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作:南雲麗

その男、異世界最強生物につき~俺より強い奴に会いに行く。立ちはだかるなら押し通る~

「地上最強の生物」と呼ばれる男、ユージオ・バール。彼はあらゆるものを暴力にて食い散らかし、睥睨する。 東方由来の暗殺教団。 二つの悪党に翻弄される町。 遥か太古、世界に君臨した竜の一角。 絶海を隔てた大陸をかつては一手に治めた先代魔王と、優秀なるしもべ・四天王。 全冒険者の頂点にして、聖剣を振るう資格を得た勇者。 術式にも魔法にも精通し、地水火風と語らう大賢者。 そうした戦いを重ねるにつれ、ユージオの旅路は剣呑さと激しさを増していく。 北方にてひとかどの勢力を成す人馬族。 大国・連合帝国最強の男。 エルフの暗殺弓兵。 古の竜の一角、蛮王竜。 人界大陸最大国家・王国の開発した最新兵装。 極北の氷地を我が物にする、凍て付く大地の覇王。 頭角を現す【ジョブ・地上最強の生物】と、大賢者の陰謀。 そうして戦いは遂に、【神々の台地】なる場所での、全存在を賭けた連続闘争に突入する。 かつて倒した者が復活し、再戦を挑み掛かる。 未来から喚び出されし知られざる我が子に、幼子だった魔王の成長した姿。それぞれがそれぞれの手段で、ユージオに向けて牙を剥く。 少なからぬ傷を負いつつもそれらを勝ち抜いたユージオの前に立ちはだかるは、【ジョブ・地上最強の生物】カバキ・オーカク。 至高竜の威光。亜竜格闘術。先読。そして魔眼。 互いに限界まで拳を振るい合った末、軍配はユージオに上がる。しかしユージオは高みを越えた高みへは至れず、それをもって世界での存在を許容された。 数カ月後。ユージオは再び強き者を求め、酷寒期の王都から旅立つのだった。

更新:2022/4/18

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