多少の誤算はあったものの、8年にもわたる王子妃候補者の役目を無事に終えた私の足取りは軽かった。それは結婚相手が見つかるまでの間は『ハリンストン家の迷惑にならなければ何をしてもいい』とのお父様との約束があるからだ。僅かな時間とはいえ、『窓際の白百合』なんて大層なあだ名から解放され、その時間を存分に楽しむことにした。まず初めはずっと食べたかった城下町のクレープを食べに行くことに。早速、以前から目を付けていた城下町のクレープ屋さんへと向かい、妹のミランダの分を持ち帰り用に包んでもらう。そして自分の分はその場で食べようとするが……。 ※改稿版(ハッピーエンド要素あり)とまとめました。二章5話から内容が変わります。無印と改稿版を見分けやすくするため、改稿版から移行した話は漢数字になっています。 ※第十回ネット小説大賞二次選考通過しました!
更新:2024/3/31
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フィリス=ヴィリアーンドゥは突然勇者からクビ宣言をされる。だがその理由が気に入らない。神聖魔法が弱い、というのはただの建前で、本当は若くて肌艶の良い女の子を侍らせたいから。なんという下衆さ。この子を色魔達の手から救わなければと決意する。無関係な新しい聖女改め村娘さんを解放したフィリスは宣言する。 「勇者、アンディー=アンヴィール。冒涜罪で捕縛されるか、一ヶ月以内に魔王を倒すか選びなさい」 八年間勇者パーティの監視をしていたら肌荒れしてしまった聖女が今度はスキンケアの旅に出る話。
更新:2023/3/9
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結婚初日、夫となったサウロスから「ガキを抱く趣味はない」という言葉と共に贈られたのは特大サイズの黒うさぎのぬいぐるみだった。幼い頃に憧れた、ショーウィンドウに飾られていたウサギとよく似ている。十五年越しに叶った夢に思わず頬が緩んだ。サウロスとは別の寝室に向かい、もらったうさぎにリボンを付ける。そして彼と結婚するまでの出来事を思い出す。 ※2023/02/28発売「訳あり令嬢でしたが、溺愛されて今では幸せです アンソロジーコミック 5」(ZERO-SUMコミックス様)にて伊七海五八先生にコミカライズしていただけることになりました!
更新:2022/3/19
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フライパンの素晴らしさをご存じであろうか? 世の中には調理器具と誤認している方があまりにも多すぎる。フライパンは武器になります。穴も掘れます。かぶれば、降り注ぐ矢も防げます。サバイバルでも、家庭でも素晴らしき友となることは間違いありません。私、ジーナ・ネビオロは教祖として、フライパンの素晴らしさを伝えるため、行脚するのだった。 本作はカクヨムにて同時連載しています。
更新:2022/9/20
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