ローズは王立植物園を代々管理しているガードナー男爵家の娘だ。幼い頃から人と関わるのが苦手で、学園の片隅にある古い温室を安息の場にしていた。 ある日そこに、ローズの血のつながらない兄のルイスとその友人のセドリックが訪れる。それ以来、たびたび温室を訪れるようになったセドリックとの時間を、不思議と心地良く思っている自分がいた。 そんな時ガードナーの屋敷を訪れたセドリックは、ローズの義理の妹のデイジーと対面する。 デイジーはわがままで高慢なところもあるが、美しい少女だった。赤面するセドリックを見て、ローズは気づく。 ——私が見たのは、人が恋に落ちた瞬間の表情なのではないだろうか。
更新:2023/9/12
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