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作者:相川信吾
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コミカライズ
作:相川信吾
【第34回横溝正史ミステリ大賞応募作】(二次落ち) 長槻高校剣道部主将の沢木豊は同期の北村と共に、インターハイ出場を目指して日々稽古に打ち込んでいた。しかし、公立校の中では上位に入る長槻も、私立の強豪には歯が立たず、インターハイに手が届くような状況ではなかった。 そんな長槻高校剣道部に県下一の強豪である清竜中学の主将と副主将が入ってきた。手の届く位置まで夢が降りてきた感触に熱くなる豊と北村だったが、その新戦力二人の新人戦での敗戦を機に、長槻の部員達の歯車は少しずつ狂っていく。そんな中、豊は父のつけている日記を目にし、試合への興味を示さなかった父の真意に触れる。そして、何が何でもインターハイ出場を果たして見せると強く決意する。 暴走する豊に反発して去って行く部員、何者かによってばらまかれた防具、体を痛め剣道を諦めるしか無かったマネージャーの怪我に隠された真実、豊の父がひた隠しにしてきた心の声、そして交差する個々人の想い。いくつもの苦難を解決できずにひきずったまま出場した県予選で、彼らはインターハイへの階段を駆け上がっていく。そして、最大の壁である清竜との試合を迎えるが――。
更新:2014/3/13
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