魔王クラノスが人類に宣戦布告して十年。 強大極まりないクラノスの軍に劣勢に立たされ、退っ引きならない状態に陥った王国は教会の持つ禁断の秘奥、英雄召喚の実施を決定した。 召喚された聖勇者、藤堂直継の栄えあるパーティメンバーにプリースト(ヒーラー)として選ばれた俺は、残りのパーティメンバーとして選ばれた二人、魔導師と剣士が原石であり、まだ第一線で戦える実力にない事に気づく。 果たして俺は魔王からの尖兵をしのぎ切り、勇者とその仲間達をレベルアップさせることはできるのか!? **** エンターブレインさんより書籍版四巻、漫画版一巻、発売中。 加筆修正の他、書き下ろしやステータスなどが収録されていますのでよろしくお願いします。 bobさんのイラストが目印です。 また、ComicWalkerにて漫画版が連載中です。詳しくは近況ノートをご確認ください。
更新:2021/12/16
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清玄が巻き起こした騒動から二週間。 傷が癒えた夏織は、梅仕事をしながら悶々としていた。 なぜならば、勢い余って水明に告白したものの、いまだその返事を聞けていないからだ。 どうにもすれ違っているふたり。電波塔なんて建っていない幽世での連絡手段なんて、手紙くらいなものだ。文通を初めたふたりは、ようやく会える機会を確保する。 ナナシにオシャレをしてもらった夏織は、やっと水明と会えると心躍らせていたのだが――。 「うああああああああああああっ! やめろ白蔵主、落ち着け!」 「これが落ち着いていられるか。今すぐ貸本屋を畳むんだ、東雲!」 再び、幽世に大騒動が巻き起こるのだった。 日本三大狸を巻き込んだ、新たなる貸本屋の物語が、今はじまる。
更新:2021/3/26
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現世(うつしよ)と隠世(かくりよ)の境目は曖昧だ。 ふとした瞬間に、あやかしが跋扈する隠世に迷い込んでしまうことがある。夏織は、そんな隠世に幼い頃に迷い込んでしまった稀人(まれびと)だ。 あやかしに育てられ、今は貸本屋を経営する養父の下で暮らしている。 そんな夏織の下に、ある日ひとりの青年が迷い込んできた。彼は祓い屋で、在る目的があって隠世にやってきたらしい――。 これは、人間でありながらあやかしの心を持つ夏織と、力を失い、道を見失った青年が、本を通じてあやかしたちと出会い、別れ、心を通い合わせ、癒やされていく物語。 マイクロマガジン社ことのは文庫より、第一巻好評発売中。 二章より、Web版も書籍に準じた設定になります。
更新:2019/10/4
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マイクロマガジン社ことのは文庫より1~2巻発売中。3巻、6/20発売! あやかしたちの棲む世界に冬が来た。 赤い赤い空の下、凍てつくような空気の中、あやかしたちは棲み家の中で春を待ちわびる。水明が加わり、以前よりも賑やかになった幽世も、このときばかりは眠るように静まりかえっている――。 いつもとは違う静かな雰囲気の中、それでも幽世の貸本屋は今日も本を求めるあやかしのため、忙しく働いている。 そんな中、新年を祝う幽世に必ず当たる予言をするという「くだん」が現れて――? *Pixcivコミックにてコミカライズも決定。
更新:2020/4/15
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ずっと結婚がしたかった夏奈(なな)はある日、運命的な出会いをする。 最初は上手くいっていた結婚生活はだんだんと崩れていき、 夏奈は夫を愛しているのか憎んでいるのか分からなくなってくる。 次第に憎しみが愛に勝るようになり、ついに夏奈は夫に手をかける。 それなのに......。
更新:2019/4/9
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目が覚めたとき、そこは川の中で、自分は魚の姿になっていた。 何故魚の姿になっているのか、そもそも自分は誰なのか。 前世では人間だったという記憶だけを残し、自分に関するすべての記憶が無くなっていることに困惑しつつも、生きるためにその世界で生活をするために獲物を狩る日々が始まった。 そしてどうやらこの小魚は進化して行くと龍になれるらしい。 そのことを『天の声』という技能から聞き、生きていく目的ができたと、この世界を堪能しにいくのだった。 この物語は、小さな魚が龍になることを目指す、そんなお話。
更新:2022/3/19
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