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作:テレサ=A.E.

事象の地平線で踊る円舞曲

 それほど遠くない未来。今よりも少しだけ科学技術が発達した日本から、一人の少女――”ワルツ”が、異次元の彼方へと飛ばされた。  突然の浮遊感と共に切り替わった景色の中で、ワルツが周囲を見渡すと、彼女の目に入ってきたのは、地平の彼方まで広がる大地と2つの太陽、そして半天を覆い尽くすほどに大きな月の姿だった。その光景を見た彼女は、今いる場所が元いた地球とは異なる別の惑星、あるいは異世界だと断定することになる。  そんなワルツは人ではなく、未来の世界の超兵器。通称”ガーディアン”と呼ばれる機械仕掛けの化け物だった。普通の人間なら即死を免れない状況でも、彼女にとっては何のその。難なく転移地点の森を抜けると、まもなくして人の集落らしき場所を発見する。  そこでワルツが出会ったのは、頭からは三角形の獣耳を、そして腰からは黄色い尻尾を生やした年下の少女”ルシア”だった。村に長居をする気はないワルツは、そのまま村を素通りするつもりだったものの、廃墟と化した村にルシアを一人残すことができず、また誰かに預けることもできず……。結果的にルシアを連れて共に行動することを決める。そして2人は、人の暮らす静かな村を見つけて、そこでほのぼのとした生活を送ろうとするのである。  しかし、ワルツは超兵器。”ほのぼの”などとは無縁の存在であり、またルシアも特異な力を持っていたこともあって……。2人は、ほぼ自業自得な理由から、当初考えていたような静かな生活を送ることができなかったのである。

更新:2024/4/26

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作:よしふみ

5月2日書籍版発売!!元・魔王軍の竜騎士が経営する猟兵団。(最後の竜騎士の英雄譚~パンジャール猟兵団戦記~)

【ご報告!!】小説版『最後の竜騎士の英雄譚』が発売中です!!! https://www.kadokawa.co.jp/product/322212000433/ レーベルはKADOKAWAドラゴンノベルス様です!! ソルジェたちの新たな冒険をお楽しみくださいませ!!! コミック第1巻、発売中です!!! https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_CW01203351010000_68/ マンガ版タイトルは『最後の竜騎士の英雄譚』!KADOKAWAさまのコミックウォーカー等で連載中です!! いつも応援していただき、ありがとうございます!! これからも『あなた』に熱い物語を届けられるようにがんばります!! 同盟国の裏切りにより竜も祖国も家族も失った……。 竜のいない竜騎士ソルジェは、放浪の果てに最強の傭兵集団『パンジャール猟兵団』の長となる。 彼が再び竜と出逢う時、全てを取り戻す奪還の物語が始まる!! 超ド級サイズで描かれる特大ダーク・ファンタジー戦記!! 13人の猟兵と1匹の仔竜が、世界最大の帝国と力と戦術を頼りに戦い抜く!! 広大な大陸を旅する竜騎士ソルジェの物語、どうぞお楽しみください!! ※カクヨム様でも掲載しています。

更新:2024/4/26

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作:中村五円玉

真次元ヴェルデムンド・クロニクル ― あなたが世界を滅ぼしたいのなら ― 

 主人公の羽間正太郎は、その世界の誰もが知る伝説の兵士であり戦略家であり孤高の商人でもあった。そして彼の最大の武器は、おのれが鍛え抜いた技と、人生を賭けて培ってきた信念と、戦いの中を生き抜くための哲学である。  今日も今日とて、彼のもとには様々な依頼が後を絶たない。それは、過去に彼が反乱軍の一兵士、一戦略家としての実績があってこそである。  だが、彼には《ヴェルデムンド新政府》に反旗を翻したという戦犯としての縛りがある。彼は、その類いまれなる実績がゆえに、未だ第一級危険人物――テロリスト扱いなのだ。  しかし、とある氷嵐の晩に彼の一番弟子である鳴子沢小紋が飛び込んで来た。 「羽間さん! 何者かに、世界を司る機械神〝ダーナフロイズン〟が停止させられてしまいました!」  新次元世界大戦【ヴェルデ・ムンドの戦乱】から早五年が経過した世の中を舞台に、彼らと様々な野望を抱く【秘密結社】との激しい戦いの火ぶたが今落とされるのである――。

更新:2024/4/25

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作:岩切 真裕

運命の女神は勇者に味方する

高田栞(たかだしおり)はごく普通の中学三年生。 ところが、誕生日に小学校時代の同級生と再会したその時から、その生活は一変する。 彼女の平穏な日常は静かに幕を下ろし、波瀾万丈な日々が激しく幕を開け、次々と起こるハプニングに巻き込まれていく。 「魔法」とか「異世界」とか「聖女」とか、漫画や小説の中だけだと思ってたのに……。 「どうしてこうなった?!」 思わぬ状況に何度もそう叫ぶ彼女は、周囲を巻き込みながらも、さらに目まぐるしく変化していく。 これは、運命の女神に導かれるように、次々と起こる予想外の出来事を乗り越えて大きく成長する人間たちの、近くて遠い世界の長い長い物語である。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 初投稿初作品です。 毎日22時の投稿を心がけております。 不定期に「恋ぞ巡りて糧となりぬる ~運命の女神は勇者に味方する(番外編)~」も投稿しております。 よろしければ、シリーズから、もしくは、ページ下部のリンクがありますので、こちらもお読みいただければ嬉しいです。 <その他の注意点> ・主人公が成長するまでにかなり時間がかかります。 ・全体的にかなり長いですが、一話当たりの文字数は3500字前後です。 ・視点が変わりやすいですが、「○○視点」などの表記の予定は今の所ありません。 ・時々、文章の体裁を整えたり、誤字の修正以外に、文章を修正することがあります。 ・異世界モノですが、序盤は現実世界(人間界編)が舞台です。 ・「異世界(恋愛)」のようですが、一応、「ハイファンタジー」のつもりで書いております。 ・「R18」に届かない程度の性的な話がたまにあります。 ・上記に加え、「R15」、「残酷描写」、「鬱展開」が突然、割り込んできますのでご注意ください。 上記の点をご了承いただければ幸いです。

更新:2024/4/26

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作:ヒーター

追放された悪役令嬢と転生男爵のスローで不思議な結婚生活

 クロ・ハートフィールドは辺境の地を治める領主である。  そんな彼には“この世界”の予備知識が生まれた時から存在していた。  転生、乙女ゲーム、魔法、学園、この世界の行く末。つまり、彼の記憶ではこの世界は前世でのゲームの世界だったのである。  しかし主人公や悪役令嬢、攻略対象に転生したわけでもなく、年齢も主人公とは違い、学園に同時期にギリギリ通えない年齢の、ゲームでも見たことが無い貴族の息子。そして特に転生特典もない。  さらには学園で高貴な人間の恨みを買い、左遷のように辺境で領主としてやっているのだ。  ゲームとは関係なく、この世界は別の人生の舞台なのだと切り替えて過ごしていると、自身の結婚が唐突に決まったのである。  そう、この世界の悪役令嬢役であった女性、ヴァイオレット・バレンタインと。  これはそんな二人が、のんびりしたり、勘違いさせたり、恋愛したり、偶に暴れたりする物語。  ついでに己の欲望に忠実な者達に頭を悩まされたりもする物語。  旧題「乙女ゲーの元悪役令嬢と結婚しまして」  ノベルバ様でも同時掲載されています。  https://novelba.com/indies/works/932887

更新:2024/4/26

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作:まなみ5歳

異世界に呼ばれた僕は姫様を食べるようお願いされた。

「嘘だ…こんな…」 灰色の石壁に覆われた薄暗く肌寒い部屋の中、僕の目の前に置かれた巨大な水晶珠に映し出されるのは、人の住む街が破壊しつくされた「地球」 炎から逃げ惑う群集。襲い掛かる異形の怪物。応戦する各国の軍隊。 怪物に降り注ぐ弾幕はにわか雨のごとくぱらぱらと弾き返され、怪物たちの怒りを増すばかり。 そして、既存の兵器では傷ひとつ付けられぬ怪物に向けられたのは諸刃の剣。 怪物が占拠した街に落とされた光の玉がすべてを焼き尽くすところで映像が途切れる。 「預言書」が見せた数年後の未来。僕は自分の産まれた世界を犠牲にして異世界(ここ)を救ったという。 僕は叫んだ。 「こんな結末は望んでいない!」 光を発しなくなった水晶球のそばに佇んでいた小さな人影が動く。 「落ち着け小僧!あれはわしが最初からヒントをすべて教え、必要な物を渡したら何故かああなってしまったという「もしもの世界」の話じゃ」 真っ黒なゴスロリ服に身を包んだ少女がそう答えた…。右目を光らせて。 「だから、ヒントは与えないことにしたのじゃ。小僧、すまぬ…」 ドスンと鈍い音と同時に頭に強い衝撃を感じ、僕の意識は遠のいていく。 「記憶を消させてもらうぞ」 --- 週末の昼下がり、ファストフード店からの帰りに運転していた車ごと異世界へと呼び出された僕。 目の前に広がるのは灰色の石畳、そして見たことも無い巨大な西洋風の城。人影の無い王宮の中庭でハンバーガーを食べようと包みを開いていたとき、突然目の前に現れた女の子。 彼女は自分を「糧」として食べてほしいと言い出した。 そして自分の命と引き換えにこの世界を救ってと懇願する。 謎の「預言書」が絶対的な力を持つ王国で、魔導具もろくに使えないおよそ勇者らしからぬ主人公がいろんな女の子に振り回されながら、最悪の結果にならない道をノーヒントで探しつつ、異世界を満喫します。

更新:2024/4/26

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