今ではない時代、「天羽」と呼ばれる小さな島国があった。そこでは、神々にまつわる伝承と、「真幌月」と呼ばれる不思議な舟の存在が信じられていた。 これは、真幌月に唄と舞を捧げる「詠姫」として拾われた少女燈と、彼女の付き人である少年疾風の「世界」と「伝承」を巡る物語。 ※「小説家になろう」にも投稿しています。
更新:2019/1/25
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母を亡くし、料理屋 五十鈴に引き取られていた小夏(こなつ)。 不遇な生活から抜け出せたのは、菓子屋 千寿堂の主、伊織(いおり)に見初められたから。 だけど。 結納金は、五十鈴屋にふんだくられ、意地悪な腹違いの妹は、家を出てもいじめにやって来る。 祝言を挙げたくても、なかなかお金は貯まらない。 もふもふあやかしのカワウソと子狸に助けられ、伊織に支えられながら、一生懸命、千寿堂で働く小夏のなのだが。 ある日、五十鈴屋の主人、重太郎がやって来て、「育ててもらった恩を返せ」と、さらなる金を要求。 このままじゃ、いつまでたっても、伊織との祝言があげられない!? がんばれ、小夏。金を稼げ! がまんだ、伊織! まだ、小夏に手を出すんじゃない! 祝言を挙げる、その日まで!
更新:2020/5/26
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十五夜、長年川を護っていた大蛙が死んだ。夜明けには邪神が主に変わろうと入り込んでくる。川に棲むモノたちは会議を開くが──
更新:2021/9/21
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