妖精の卵を売り歩く男「妖精屋」と、彼に(なんでか)ひっついている黒竜イェルを添えた、世界と人と妖精たちの物語。やさしくあたたかな読後感を目指しています。短編連作ですのでどこからでもどうぞ。
更新:2020/7/30
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異常な痣とともに少年ロクドは生まれた。 左の指先から手首までを、深い深い暗闇の沼に浸したような、異常な痣。それは、彼の人生を決定づける、忌まわしい呪いの印だった。 呪いに蝕まれた少年と光り輝く奇妙な少女、そして夢の中に現れる若き魔術師。三人の運命は五百年の時を越え、やがて交錯する。 呪いの謎を巡る、魔術と輝石のハイファンタジー長編。
更新:2016/9/2
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地の涯にはとこしえの黄昏の国があって、そこでは昼も夜もなく、金銀の髪と色とりどりの淡い目をした人が、時の流れるのも知らず暮らしている。放浪癖のある父親は、そういう荒唐無稽な話ばかりを繰り返し、人々からは法螺吹きだと笑われていた。
更新:2016/2/11
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竜の死骸をエネルギー資源として利用している国のひとつ、グイターニャ。そこに一人の年若い料理人がいる。 彼女の名はアガタ。 齢十九という若さで二級料理人の肩書きを持つ彼女は、とある宮廷魔術師の屋敷で働いていた……。 仕事に対して真面目で誠実な料理人アガタと、知識も魔術も一級品だがどこかのんびりしている宮廷魔術師ルキウスを中心に、大事件……ではなく中小事件が繰り広げられる。 悪意の少ない優しいお話です、安心して楽しんでいって下さい。 「ノベルアップ+」でも公開しています、お好みの方でどうぞ。
更新:2020/10/2
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ここは、物語が浸透した世界である。 ドラゴンと人が固い友情で結ばれ、長く栄えた水楼閣と城壁の美景を誇る「城壁都市」。今は滅び存在だけが伝説の中に残された都市が発掘され、眠りから覚めた。 調査から都市が色彩を取り戻すさまを、読み解いていく。 不定期発行の「城壁都市フリーペーパー」をもう少し違った目線から遊ぶための学術文庫的文化史創作 広がる世界は twitterの #城壁都市案内 で検索をどうぞ
更新:2020/7/26
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海の王より海を管理し守る使命を与えられた民が暮らす村の少女クロエ。 大人たちは海の水が減っていると危機感を持っていた。 海の最高管理者である村長はある日クロエを訪ね、頼み事があるといい彼女を海辺の城へ連れていく。 城には少年がたった一人きりで住んでいた。
更新:2021/3/9
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開拓の進む「竜の島」で、誰にも望まれぬ混血児として生まれた少女・リージャは、村人たちに虐げられていたところを、下流貴族の青年・イルヴィルに拾われ、大陸へと渡った。 それから3年。イルヴィルの屋敷で使用人として漫然と日々を送っていたリージャの前で、誰もが諦めていた「竜の卵」が突然孵化する。 それは、リージャを取り巻く世界の変化への、始まりだった。
更新:2019/2/4
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少年は落ちた鳥と出会い、また少年は失われた星と巡り会う――。 赤い岩砂漠に囲まれた砦の街ティシサに住む少年たちの物語。 死んでいくもの生まれるもの、そして受け継がれるもの。旅路と帰る場所について。 「渡り鳥の心臓」 伝統の騎馬祭へ挑んだ少年アンハは意気揚々と出発したが、落馬して置いていかれてしまう。彼が出会ったのは傷ついた渡り鳥と、ひとりの老人だった。(7103字) 「祈り人の指先」 少年ティオは七番目の男子として生を受け、生まれながらに祈り人となるさだめを負っていた。伝統の騎馬祭の日、ティオは忘れられない出会いを果たす。それは、兆しから始まった。(12674字)
更新:2016/3/8
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