小学校五年生の夏、幼なじみの大吉 桐子は、もういじめられていなかった。 ある日、人が変わったような形相でいじめグループの親玉——唐須 葉子——に掴みかかり、指の股に挟んでいた二枚のカッターの替え刃で、あわれな彼女の頬を顎から耳まで撫で切ったからだ。
更新:2020/7/25
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『新人はもれなく一週間前後で消えていく』。 時給に釣られ、25歳フリーターの袴田さんが勤めることになったのは、自殺の名所のど真ん中に建つ、いわく付きのコンビニでした……。 コンビニ店員VS心霊現象 ■こちらの作品は、2018/8/10にKADOKAWAより文芸単行本として発売致しました。 WEB版も書籍版もどちらも宜しくお願いします……!
更新:2022/9/10
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かつて、ヨーロッパで起きた実際の事件に取材し、日本の寒村を舞台にヴァンパイア(吸血鬼)を〝蘇った死体〟に置き換え、妄想に取りつかれた人間の狂気を描く短編サイコホラー作品。 ※短編ですが、読みやすいようにさらに小分けにしました。 〈ストーリー〉 某大学で民俗学を研究している主人公〝私〟は、教授の口利きで得た「市史編纂」の仕事のため、ダム建設で廃村となった村のもと住民達から聞き取り調査を行っていた。 するとその調査の最中、その村で「ゾンビ(蘇った死体)を見た」という奇妙な話が耳に入ってくる。 その都市伝説めいた話の出所を辿っていった私は、実際にその眼で見たというもと村人に行き着き、さっそく彼のもとへ話を聞きに行ったのであるが……。
更新:2020/4/21
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首藤狩也はその名前と、彼に関わった友人は例外なく首を刈られるに等しい目に遭う事から、首狩り族と呼ばれていた。不本意なその呼び名を作った元凶は唯一の友人、水鏡碧花。彼女こそ全ての黒幕。彼女の機嫌を損ねた人間は、別の意味で再起不能になる。その事実がすり替えられ、いつの間にか自分の噂となっていたのである。 彼女に関わったすべての人間は等しく最大の不幸に見舞われる。 「それはそうと、君。今回のテストは難しいよ? 私で良ければ教えてあげるけど、空いてるかい?」 自分以外は。
更新:2022/3/13
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中学最後の夏休み。映像コンクールに応募すべく、僕らは誰も撮ったことのない作品を作ろうとしていた。 そんな時。偶然手に入れた『荊棘(おどろ)』と名付けられた禁断の映像。 その狂気的な内容は僕ら八人を震撼させ、決して呼んではならぬ『神さま』との縁を結んだ。 吐き気を催す結末を、予想できるか――。 【 Kindle移行のため、こちらの作品は4/15をもって冒頭部分のみの公開となりました。現在出版準備中です。 】
更新:2016/7/19
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鈴木麻衣は『闇の慟哭』という現代サイキックホラー小説の最新刊を買ったその日、エレベータで謎の物体に襲われる。気が付くと、田中舞という人間の中に入っていた。田中舞は、『闇の慟哭』の主人公如月悟の家の隣人で、完全なモブキャラ。それなのに、田中には絶対見えなかったはずの如月の式神『桔梗』が、田中の部屋でくつろいでいるのに気が付いて… 大好きだけど、あまり住みたくない異世界にトリップしてしまった田中がドタバタする話で、少しホラーっぽいですが、ほぼフレイバーの範囲。 小説家になろうからの転載です。 1/15 富士見L文庫様のほうで書籍化していただくことになりました。 ありがとうございます。
更新:2020/10/31
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