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作:くさなぎ そうし

長編・お仕事小説 『それでも、火葬場は廻っている』

 ――それでもこの世界は止まらない、現実はいつまでも生き続けるから―― 4人の主人公が東京の火葬場を舞台とし、繰り広げるヒューマンドラマ・ストーリーです。 連作短編で群像劇構成となっております。 1.桜花乱満(おうからんまん)  葬儀場に勤めることになった春田俊介(はるた しゅんすけ)は初日から極道の親方を送ることになり、奮闘するが、思わぬ事件に巻き込まれることになり――。  果たして彼は、無事におくりびとになることができるのか――。 2.一蓮託唱(いちれんたくしょう)  由緒ある寺に生まれ女として僧になった夏川菜月(なつかわ なつき)はお盆の日をスクーターで駆け回る。  彼女の祖母である静(しずか)を思い出しながら――。 3.紅葉綾灰(こうようりょうばい)  九州で生まれ育った花屋の娘・秋尾朱優(あきお しゅう)は東京の花屋に修行に来ていた。  亡くなった彼の気持ちを継ぐために、今日も人の死に関わる――。 4.焼逐梅(しょうちくばい) 消防士として名を馳せていた冬野斗磨(ふゆの とうま)はある現場で、引退を決意し火葬場の職員として働くことにした。 定年を間近に迎え、最後の仕事は元妻の棺を焼くことだった――。 ※ 同じ内容で『小説家になろう』にも掲載しております。

更新:2017/5/24

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