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作:公月奏

【不定期更新】最強姫騎士の限界筋トレ日誌 ~国を滅ぼされる前に、重力ウン倍じゃが飯の美味い異世界で、筋トレしてタンパク質摂ってさらに最強となるぞ!~

 我が名はメルクリスティア。マーシブル王国の王位継承者にして世界最強の姫騎士じゃ。先のキーニック帝国との決戦にて敗色濃厚絶体絶命の戦況下、弟を逃がすためわらわは殿(しんがり)となり名誉の討死を遂げたはずであった。ところが目を覚ました先では、 「なっ! ぜ、全裸の男ォ!?」 「何ですかあなた、ヒトの風呂場に。というかどうやって入ってきたんですか」 「ひっ!」 「その剣と鎧、何かのコスプレですか」 「寄るな! わらわを手込めにする気じゃな! 返り討ちにしてやる!」 「おっと」 「え!? 避けた!? 我が剣を!?」 「ちょっと、あぶないじゃないですか」  ごふっ! ばかな、鍛え上げたこのわらわの身体にこれほどの衝撃を!? 「だ、大丈夫ですか。軽く小突いただけなのに」  たどり着いた先は見知らぬ世の見知らぬ場所の、見知らぬ男の浴室であったのだ。 「まさか風呂場の鏡が異世界に繋がってるとは思いませんでしたよ」  そしてこの男。名を加減召馬というようだがどういうわけか強い、強すぎる! わらわが足下にも及ばぬほどに。残党の兵を目にも止まらぬ神速で瞬く間に倒してしまったのじゃ! 「喧嘩したことない僕がここまで動けるなんて。たぶん重力が違うのかも」 「“重力”? 何なのじゃそれは。教えよ!」 「簡単に言えば空気の重さです。こっちは僕の所と比べて軽いから俊敏に動けるみたいです」  ではこの男の下で修行すれば同じくらい強くなれるということか? よし決めたぞ、わらわはそなたに弟子入りする! 本日より師匠と呼ばせて頂こう!  軍師によると王都が滅ぶまであと半月ほどだと言う。幸いこちらと向こうとでは時の流れる早さも違うらしい。何としてもそれまでに強くならねば! ただのひとりで大軍をすべて殲滅できるほどに。 「換算すると約1年。まさかそんなにいる気ですか」 「身体を鍛える道具も揃っておるし何より飯が美味い! この世の楽園じゃ! この世ではないが!」 「……筋肉以外のものも結構育ちましたね。目のやり場に困るのですが」 「むっ? 今、何か言ったかの?」 「べっ、別に。どうもしませんよ……」 「むう! 気になるではないか!」 「あっ、ちょっ、当た……っ。は、離れて下さい……」

更新:2023/8/9

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