DNA登録法が成立してそろそろ五年になる大学一年生の夏、わたしはその男の子と出会った。愛想がよくて空気を読むけれど、よく見たらちょっと目つきが悪くて、無表情だと怖そうに見える。だけど本の話をすると目尻に皺を作って、照れくさそうに笑った。六月のわたしは彼のことを意識するあまり挙動不審になって、かっこわるくて馬鹿丸出しだった。だけど七月のわたしは、もっと救いようのない馬鹿だった。
更新:2016/7/18
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交番勤務の警官の僕は、近所のおばあちゃんから落とし物の問い合わせを受ける。 それは、思わぬ事件につながって行った。 ほのぼのっぽいタイトルですが、まったくほのぼのではありません。ご注意を。
更新:2020/10/31
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黒煙の街ルミリエで、有名な建築家デヴィッドが殺された。 デヴィッドのメイドであったリタはデヴィッドの死の直前、用途不明の鍵を受け取り大切に預かるよう言われた。が、同時に孫である人気作家のウェズリーのメイドになるようにも言われていた。 ぶっきらぼうなウェズリーに対する印象は悪かったものの、ある事をきっかけに仮の主従契約を結んだ2人に、デヴィットを殺した犯人の魔の手が忍び寄る。 其田乃さんに描いて頂いた表紙です。有り難う御座います。 https://kakuyomu.jp/users/kodukodu/news/16817330649087552174
更新:2021/7/2
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【6/10 角川ホラー文庫より書籍版発売!】 看護師から介護サービスの会社に転職した女性・栗谷茜(くりやあかね)。 介護に訪れたのは山奥にたたずむ洋館だった。 担当するのはそこの主、宮園妃倭子(みやぞのきわこ)。 しかしその異様な姿に茜は言葉を失った。 これはもう、死んでいるのではないですか? 一体、何が起きているの? 自分は何を任されているの? 謎の洋館で人知れず続けられている、物言わぬ屍を介護する仕事。 その真相に気づいた時、茜はさらなる恐怖を目の当たりにする……
更新:2021/8/16
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人には言えない過去を持つ居酒屋店主、氷見寛治。 そこにある日突然現れた少女、千世子。 寛治は千世子の不思議な魅力に惹きつけられ、しばらく家に置く事を決めるのだがーー 人は気づくのが罪なのか 気づかせるのが罪なのか 不器用な二人がたどり着く結末を、是非。
更新:2023/9/26
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