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作:わかつきひかる

偽物とののしられて婚約破棄された特級聖女。追放されて自由を楽しむはずだったのに、護衛騎士に溺愛されて困っています。

特級聖女ユリアは、婚約式の席上で、王子殿下からののしられ、婚約破棄を告げられました。「おまえの占いはでたらめだ。偽物のぶんざいで私と結婚しようとしたのか! けがらわしい」 言いがかりです。ユリアの預言回避行動により恥をかいた王子殿下は激怒し、ユリアを国外追放処分にしたのです。 災害派遣や疫病対策、紛争時後方医療支援でがんばってきた特級聖女に対し、あんまりなしうちです。 「ユリアさん。俺と結婚してくれないか? 一緒に領地に行こう」 護衛騎士のアイザックがプロポーズしました。 「私、聖女だから、妻のつとめを果たすことはできないのだけど」 「契約結婚でいいよ。君の預言と聖女の力が必要なんだ。うちの田舎、温泉が沸いているし、料理がうまいんだよ」 「ステキね」 田舎でスローライフのはずだったのに、大きなお屋敷につれてこられて驚きました。 えええ? あなたって世が世なら王子様? そんなこと聞いてない! 「ユリアさん。ずっと好きだったんだ。死にかけた俺を助けてくれてありがとう。俺は君に、海より深い愛を注ぐよ」 アイザックの執着愛が止まりません。 前編と後編の二話構成です。ざまあは前編の真ん中あたりででてきます。

更新:2022/12/19

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作:もちづき 裕

ごみ屑令嬢は婚約破棄をしたあなたにとらわれる

部屋の隅に溜まって動かない、ごみ屑のようだと母から言われるアラベラは、黴令息と呼ばれる侯爵家のアティカスと婚約をした。婚約者のアティカスから婚約破棄の文書を受け取り、アティカスは妹のオリビアと結婚し、オルコット伯爵家は二人が継ぐからお前はもう必要ない。そんな事を言われて家を追放されてしまったの。アティカス様から好かれているのかな〜と思った事もあったけど、どうやら気の所為だったみたいね。追放された私、アラベラは仲良しのメイドの家へと移動する事になるけれど、命を狙われ続ける事になってしまうの。婚約者アティカスのヤンデレぶりを知っているメイドはアティカスが迎えにくるのを待っているみたい!アティカス様は私たちを婚約破棄に追い込んだ侯爵家、オルコット伯爵家を破滅へと追い込む手筈を整えた後に、命を狙われる私を迎えに来たのです。 ごみ屑令嬢に婚約破棄を手紙で告げたアティカスは、他の人とは話して欲しくない、自分だけの世界に閉じ込めたい、重い愛情でアラべラを拘束したい、ヤンデレ気質の婚約者。ぼんやりごみ屑令嬢のアラベラと天才錬金術がおりなすラブストーリー。残酷な表現がところどころあり、ざまああり、カクヨムに掲載しております。

更新:2022/11/13

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作:つるこ。

婚約破棄された悪役令嬢は本物聖女の下仕えをさせられるそうですが、むしろ喜んでお仕えします。いや、こんなはずじゃなかったと言われても困りますが。

公爵令嬢である私は、学園の卒業パーティーが始まると同時に、アレクサンダー王太子に聖女候補のリリアへの嫌がらせをしたという冤罪を理由に、婚約破棄を言い渡された。 その上、私を追放しようとする王太子に、心優しいリリアは涙を浮かべて提案をした。 「……殿下。さすがに追放はお可哀想ではございませんか?」 「こんなに可哀想な人をこれ以上追い詰めるなんて、私にはできません」 「ですから、私の下仕えにするというのは如何かしら?」 追い打ちを掛けるようなリリアの仕打ち。 だけど私はリリア以上の笑顔を浮かべて快諾する。 「――リリア様に、喜んでお仕えさせていただきます!」 だって、王妃候補ってものすごく息苦しいんだもの。 かわってもらえるなら、下仕えくらい喜んでやります。 ……王妃の下仕えって案外、悪くない仕事なので。 私にざまぁする気なんて全然ないんですけど……どうやら勝手に自滅していきそうです。 ※連載形式ですが15,000文字ないくらいの、短い小説です。※

更新:2022/12/10

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作:碧美安紗奈

アンタークティカ記紀―リアルな魔術オタクは異世界の魔法にウンザリする

史実に残る魔術のオタクである16歳の霞ヶ島聖真は、単純な魔法が横行する異世界モノのフィクションが苦手。 ある日魔術の実験〝小瓶の悪魔〟を失敗した直後、どこからか『旧約聖書』のイザヤ書9章6節のような文言で名前を呼ばれ、フィクションのような異世界に移動させられて北欧神話の巨人フリームスルスと巫女ヴォルヴァの争いに巻き込まれる。 本来なら不可能なソロモン72柱の魔神フラウロスの使役を可能とした聖真は、その世界が魔術知識を比較的簡単に効力として発揮できる異世界アンタークティカだと知ることになるのだった。 まもなくその知識に基づく活躍で救世主扱いされる聖真は、アンタークティカと現実の思わぬ繋がりを解き明かすことになる。彼は、北欧巫女フレデリカ、アイヌの宝刀を使う女勇者チェチリア、伝説の鳥と人のハーフな鳥人ルワイダらと旅に出るはめになり、やがて魔族と戦い世界を平穏へと導いていくことになるのだった。

更新:2022/9/13

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作:ななしあおい

南の国のはずれ姫と北の国のはずれ王

南にある海に囲まれた小国、アイラナ王国――。 やせっぽちで棒切れみたいな身体、潮風でぱさぱさの髪、日焼けで肌も浅黒く、趣味の染物で指先まで染まり、岩場での擦り傷切り傷で、年頃になっても一度も縁談のなかった“はずれ姫”ことリーノ。 だけどリーノは評判を気にしてはいなかった。大好きな家族や愛する海と共に一生暮らせればよかったから。 そんなある日、姉の縁談が体の弱さを理由に先方から断られ、リーノに回って来た。 同盟継続の条件はリーノが遠い北の国、スノーディア国へ嫁ぎ、王妃となること。 小さな妹を嫁がせる訳にはいかないと、リーノがスノーディアに向かう事となった。 しかし来てみたものの、お相手のスノーディア国王は“はずれ姫”のリーノに無関心。 しかもスノーディアは後宮付きで、これからもリーノに関心が向くことはないのが目に見えていた。 同盟が維持できさえすればいいリーノは、お飾りの王妃を求められることを承知の上で、従者で側仕えのエーヴァルと共に婚儀までの王妃教育に息抜きにと北国ならではな事を体験していく。 自分に無関心な国王より、エーヴァルと過ごす時間が楽しいリーノ。 恋心は大きくなるが、日に日に国王の婚儀の日は近づいてくる。 王妃となれば近すぎる側仕えは世間的に良くない。エーヴァルとも距離を置かないとと、リーノは結婚後を思いながらもエーヴァルと離れようとするが……。 ※色々ふんわり設定です。異世界アイスクリーム等、大目に見てやってください。 *この作品は、遥彼方さま主宰『共通恋愛プロット企画』参加作品です。 *本作品は相内充希さまの異世界恋愛プロットを使用しています。

更新:2022/12/14

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