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作:鹿島さくら

永久連理のネオバビロン

違法建築の立ち並ぶ欲望渦巻く巨大都市ネオバビロン。行きかう人々は身体を改造し、機械を埋め込み、街並みを飾るのは極彩色のネオンサイン。 そんな街に昔からあるうわさ。このネオバビロンには不老不死がいるらしい。 不老不死の名は三鷹、美貌の青年はとある新興宗教団体の生き神を名乗っていた。 その新興宗教団体の「御開帳の儀式」の場に潜入していた探偵(という名の何でも屋)の青年・沢巳はその三鷹に圧倒され、一方で三鷹もまた沢巳に興味を持っていた。 三鷹の自室に招かれ、彼の自由奔放さにあきれる沢巳だったが、そこに不老不死の捕獲命令を受けた傭兵集団アオサメ団が襲撃する。銃を向けられた三鷹をかばった沢巳は死に瀕するも、三鷹の心臓を体内に埋め込み不老不死として復活し、そのまま二人はその場から逃亡、アオサメ団から追いかけられることになる。 三鷹は沢巳を連れて旧知の者たちを訪ねて回りながらアオサメ団を撒き、最終的に屋台で食事にありつく。食事をしながら三鷹は沢巳に巻き込んでしまったことを謝罪してオアサメ団に見つかる前に家に帰れと言うが、沢巳はそれに激昂。「おれの身体をこんなにした責任を取れ」と言う沢巳を三鷹は気に入り、共にアオサメ団を迎え討つ。アオサメ団頭領を相手に手こずる二人は致命傷を負いながらも不老不死の身体を活かしてこれを撃破する。 二人はアオサメ団の残党からバイクで逃走、三鷹はこの世でたった二人の不老不死として沢巳に対して責任を取る……つまり、不老不死であるがゆえに沢巳に降りかかるあらゆる難儀を取り払ってやるつもりであると言う。そんな三鷹の態度を見て、沢巳は彼を「寂しがり」と表現する。 1週間後、アオサメ団の壊滅や宗教団体の摘発が報道される。しかしその事件の中心にいた三鷹と沢巳はそんな話もどこ吹く風。二人はネオバビロンのバカ騒ぎを笑いながら、往来の人ごみにまぎれていく。

更新:2023/4/8

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作:pico

ブレイブ・エレメンター ~元素獣救出大作戦!~

元素や化学反応式をもとに、ゲーム感覚で楽しめる科学×生物ファンタジー! ※カドカワ短編児童小説コンテスト応募作です。 理科が好きでまじめな理玖(りく)と、勉強嫌いでやんちゃな円(まどか)は、小さい頃からのくされ縁だ。 2人は突如として異世界に転移してしまい、死にそうになっていたところを妖精のような女の子に助けられる。 その子はみずからを原子番号10の元素《ネオン》だと名乗り、世界中に散り散りになった【元素獣(エレメンタム)】を探してほしいと言う。 【元素獣(エレメンタム)】とは、元素の性質をもちつつ、獣や獣人の姿をとるもの達のこと。 ふだんは唯一《安定》して生活できる〖安定の世界(スタビリシア)〗に住んでいるというが…… ✂------------ネタバレ注意------------✂ 【周期表盤(ペリオディック・ボード)】のルール ■元素獣のカード化の条件 ⑴ 他の物質と化合しておらず、単体であること。 ⑵ 自我があり、自らの意思でカード化すること。 ⑶ 元素獣が意識を失っている場合、周期表盤を所持する者がカード化を宣言すること。 ■元素バッジ <収集> ⑴ 他の物質と化合せず、単体として存在している場合のみバッジ化できる。 ⑵ 一定以上の質量があるか、純粋な原子イオンの状態であること。 <使用> ⑴ 反応を起こしたい物質や、バッジ同士を触れ合わせる。 ⑵ 起こしたい反応を選び、杖(ステッキ)でたたく。 ⑶ 化学反応式が成り立っていない場合は、反応が起こらない。 ■杖(ステッキ) 複製、化合、バッジ化、熱分解、電気分解、係数+、係数-、解析、召喚(一人一回まで) 【登場人物】 理玖(りく): 中学2年生。理科が好きで、科学部所属。まじめ。詰めが甘い。 円(まどか): 中学2年生。勉強は苦手。運動神経がいい。やんちゃ。 チェミ: この世界の見習い錬金術師の女の子。2人の理科の教科書に興味をもつ。 【登場元素】 Ne ネオン: 原子番号10。蝶の獣人型。女子高生のような喋り方。元素獣みんなで安定の世界に帰りたい。 W タングステン: 原子番号74。オオカミの獣型。身体が大きい。平和主義。 Cu 銅(キュプラム): 原子番号29。タコの魚人型。亜鉛が苦手。 Zn 亜鉛(ツィンク): 原子番号30。ウツボの魚人型。よく銅を脅している。鉄に対して特別な感情を抱いている。 Na ナトリウム: 元素番号11。牛の姿をしている。水に飛び込み爆発を引き起こした。 Mg マグネシウム: 元素番号12。木の精霊。植物を自在にあやつることができる。 Hg 水銀(ヒュドラルギュロス): 元素番号80。謎の男。硫化水銀を『賢者の石』と偽り売りさばいていた。行方知れず。 Fe 鉄(フェール): 元素番号26。火がモチーフのツンデレの軍神。 Au 金(アウルム): 元素番号79。誇り高き獅子の姿。〖安定の世界〗から振り落とされてからは、すっかり弱気になってしまった。 Ag 銀(アルギュロス): 元素番号47。白豹の姿。弱気になった金を支える。 Pd パラジウム: 元素番号46。知恵と戦争の女神。金・銀を心配している。 《爆発の原因は……ナトリウム!?》 街はずれで起こった爆発現場にかけつける、理玖と円。 爆発の渦中にいたのは、牛のような生き物……元素番号11の元素獣、ナトリウム(Na)だった。どうやら、あやまって水に飛び込んで爆発を引き起こしたらしい。 ナトリウムも純粋な状態ではなく、カード化できない。杖の力で【解析】を行ったところ、NaOH(水酸化ナトリウム)となっていることがわかった。 理玖と円は手わけして教科書を調べ、【電気分解】によりナトリウムとOHを切り離すことに成功する。こうしてナトリウムは無事にカード化された。 [ Na/ナトリウム] 水に混ざると爆発を起こす。 NaOH⇒Na⁺+OH⁻(電気分解) 《マグネシウムが引き起こした下痢症状》 理玖と円は、海にいた。海水にある豊富なイオンをバッジ化するためだ。 帰りに立ち寄った町で、妙な噂を耳にする。「川の上流の村でなぞの下痢症状が流行している」「その村の溜池で、妙な生き物を見た」と。 村を訪ね、2人は恐る恐るその溜池へと近付く。池にたたずんでいたのは、原子番号12の元素獣、マグネシウム(Mg)だった。木の精霊であるマグネシウムだが、まるで精気を失ったようにぼんやりと池に足をひたしている。 【解析】するとマグネシウムは、MgCl₂(塩化マグネシウム)となっていた。いわゆる、にがりだ。MgCl₂の漏れ出した成分により、川沿いの村で下痢症状が起こってしまったようだ。 なんとかしようと苦心するが、中学の教科書からはMgCl₂に関する記載を見つけることができない。押し問答をしているうちに、MgCl₂は溜池に落ちてしまった。すると水の中で勝手に「電離」という反応が起こり、マグネシウムとClは自然とイオン化し水に溶けだした。あまりに呆気なく切り離せたことでがっくりするが、マグネシウムは無事にカード化された。 [Mg/マグネシウム] MgCl₂はにがり。大量に飲むと下痢症状を起こす。 MgCl₂⇒Mg²⁺+2Cl⁻(イオンの電離) 《錬金術師チェミとの出会い》 木の精霊であるマグネシウムは、森の中に簡易的な家を建ててくれた。しばらくはここを拠点に活動することとなる。 理科の教科書だけではやっていけないと気付いた理玖。数秒のみ元の世界に戻り現世のものを持ち込める【貸出】の杖を使い、父親の書斎から化学に関する本を片っ端から異世界へと持ち込んだ。 買い出しのため街へ出かけ、家に戻ると、家の中が荒らされている。「泥棒!」と大騒ぎする2人だが、その正体はチェミと名乗る錬金術師の少女だった。怪しい家を見つけて侵入したものの、見たこともない化学の本の数々につい夢中になって読み込んでいたのだ。 この世界で生きるためのサポートをする代わりに、化学の知識を教えてほしいと言うチェミ。強い思いに動かされ、理玖は夜通しかけて知る限りの化学の知識を教え込む。チェミは飲み込みが早く、最後の方には自分で本を読み解き、理玖以上の知識を得るのだった。 チェミは、巷で話題となっている『賢者の石』について話す。妙な奇術師のような男が錬金術師を名乗り、怪しげな赤い石を『賢者の石』として売りさばいているという。飲んだ者を不老不死にすると噂の『賢者の石』は爆発的な人気を誇っていた。 3人はなんとか『賢者の石』を手に入れると、その石を【解析】した。その石は「硫化水銀(辰砂/HgS)」だった。ネオンは、石を売りさばいた男について「そいつは水銀(Hg)かもしれない」と話す。3人は職人ギルドに対し、毒性を持つ辰砂の回収を行うよう説得した。懸命な説得により石の回収は進んだものの、水銀の足取りはわからぬままだった。 《鉄と亜鉛のロマンス》 水銀(Hg)を捕らえるため、2人はチェミと協力することとなった。チェミはさらに化学知識を身につけ、ヨウ素(I)、炭素(C)の元素獣のカード化に成功する。 そんなある日、カード化していたはずの亜鉛(Zn)が姿を消す。理玖と円がその姿を追っていくと、酸化した亜鉛と、鉄(Fe)がいた。鉄が酸化しそうになっているのを察知した亜鉛が駆けつけ、かわりに酸化したのだ。 美しい銀の色を失った亜鉛に、「そんなこと私は頼んでない!」と泣きながら怒る鉄。亜鉛はなんとか自我を保ちながら、「お前が酸化するの、俺が見過ごすわけねぇだろ……」と。 調べると、亜鉛には鉄の代わりに酸化する「犠牲防食」という性質があるようだ。結局、一度カード化した亜鉛はみずからの意思で酸素を切り離し、再び安定のカード化状態へと戻ることができた。 [I/ヨウ素] 2KI + Cl₂ → 2KCl + I2 [C/炭素] 2Mg+CO₂→2MgO+C [Fe/鉄] (犠牲防食) 《金と銀》 理玖・円・チェミの3人は、ある鉱山に数頭の化け物が現れたという噂を耳にする。鉱業組合の組合長は、なんとか採掘を進めるようにという国からの圧力と、仕事をうしなった鉱夫たちとのあいだで板挟みとなり、頭を抱えていた。 化け物は獅子と豹のような姿をしており、非常に狂暴で、戦おうとして怪我を負った鉱夫もいるという。元素獣の可能性があるとはいえ、理玖たちは危険をおかしてまで近づくことに躊躇していた。 その話を聞いていたのは、すでにカード化していたパラジウム(Pd)。「化け物は、金と銀かもしれない。私がなんとか説得をするから、助けにいってあげて」と懇願するパラジウム。3人は恐る恐る、鉱山へと向かうのだった。 パラジウムの読み通り、鉱山に居座っていたのは獅子の姿をした金(Au)と、豹の姿をした銀(Ag)だった。銀は黒ずんでおり、なぜか2頭いる。【解析】すると、Ag₂O(酸化銀)となっていることがわかった。 調べると、熱分解をすることで銀から酸素を取り出すことはできそうだった。しかし、鉱夫たちからの攻撃を受けたことで金も銀も理玖たちを警戒しており、近付くことはできない。 金は〖安定の世界〗においては、誇り高き獅子だった。しかしこの世界ではすっかり弱気になり、他の金属とともにあらねば姿かたちも保てぬと落ち込んでいた。そんな金を心身ともに支えていた銀が、酸化してしまう。輝きをうしない自暴自棄となった銀。そこを狙って襲い掛かったのが、行方知れずとなっている水銀(Hg)だった。なんとか水銀を追い払ったものの、立て続けに人間たちからの攻撃を受け、金・銀は非常に混乱していたのだ。 パラジウム、亜鉛、銅は、懸命に金・銀を説得する。理玖たちがいかに懸命に元素獣と向き合っているかを語りかけ、金・銀はようやく理玖たちを受け容れた。 [Au/金] 単体では脆く、銀・銅・亜鉛・パラジウム等を混合し合金となることで強度を増す。 [Ag/銀] 2Ag₂O⇒4Ag+O₂(熱分解) [Hg/水銀] 金・銀と交わることで溶かしてしまう。 《第1巻エピローグ》 鉱山の化け物を退治した(と、人間たちからは思われている)3人は、王宮に呼ばれその成果を称えられる。3人は、水銀(Hg)を探していることは説明したものの、自分たちの素性や元素獣に関してなどはもちろん明かせない。しかし国王は、国や民を想う3人の気持ちを理解してくれた。水銀探しのために、王国として協力することを約束してくれた。 水銀、そしてまだ見つかっていない元素獣を探すため、3人の冒険はまだまだ続く。 ■検索ワード 魔法 中学生 化学 チート

更新:2023/6/3

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作:かやま(根占 桐守)

ルール・ブルー

【最強に尊い! 「推しメン」原案小説コンテスト】におきまして、チーム部門大賞をいただくことができました。 本作をお目に留めてくださった皆さま、そして温かいお言葉で応援してくださった皆さま、改めまして心より深く御礼申し上げます。 ※現在、書籍化進行中です! ────────── 如月朝緖(きさらぎアオ)は、古より人に仇なすとも伝えられる人ならざる者共〝異形〟に関する悩みの種や問題事を、依頼として取り扱う祓い屋の老舗──「如月屋」という店で働いている。 しかし朝緖は、ひと月前より如月屋へと臨時従業員としてやってきた〝異形殺し〟の男、假屋逢魔(かりやオウマ)の監視兼補佐役を任されてしまう。 逢魔は異形に対して異常すぎるほどの殺意や嫌悪、憎悪を抱いており、異形を目にすればたちまち殺しにかかる、まさに「狂犬」のような男であった。 全く考えの読めない歪な「狂犬の殺し屋」逢魔と、己の出自に秘密を抱えた「祓い屋の少年」、朝緖。 二人は如月屋の仲間たちと共に、太古より続く、人間と異形の深い因縁に巻き込まれてゆくこととなる。 これは、人も異形も等しく他者に「怪物」と恐れられた者共の〝生きた時間〟を巡る物語。 ────────── 【主要キャラクターの概要・設定】 〇如月 朝緖 (キサラギ アオ) 16歳。祓い屋の老舗である「如月屋」の従業員。如月屋の臨時従業員、逢魔の監視兼補佐役。 金髪青眼に、不良のような見た目で目付きも口も悪いが面倒見がよく、お人好し。得意なことは家事。 元は捨て子で、赤子の頃に当時異形殺しであった現在の養父に拾われ、如月家の養子として迎えられる。 人間だけではなく、異形の血も引いている。そのためか、祓い屋の御業である祓いの術が平常では使用できず、聖なる霊気が高まる夜明け前の少しの時間帯でしか祓いの術を使えない。 剣術使い。 異形に異常なほどの殺意を抱く逢魔のことは、内心恐れている節がある。 〇假屋 逢魔 (カリヤ オウマ) 25歳。無表情が常で、感情が読み取れない様な掴めない男。しかし、案外純粋な性質。艶やかな黒髪の中性的な美丈夫。 かつて国内最大の異形殺し組織「柊連」の最高戦力として重宝されていた、凄腕の異形殺し。しかしあまりにも問題行動の数々に、現在は謹慎処分を受け、如月屋に働きに出ている。異形に対して激しすぎるほどの憎悪と殺意を抱いた超過激派。まさに「狂犬」。「殺し屋」とも恐れられるほど。 二挺拳銃の使い手かつ、体術の達人。 ある種暗闇が苦手・弱点で、暗くなると酷い眠気に襲われ、動けなくなる体質。 微かに気が乱れたり気が抜けると、妙な訛りの方言が出る癖がある。 孤高過ぎる思想と強さがゆえに、長く孤独だった過去を持つ。 己に真っ直ぐ喧嘩を売ってくる朝緒には一目置いており、「面白い人間」だと思っている。 桃とは唯一の友人で、まともに話せる同僚。 〇桃 (モモ) 20歳。非常に怠惰な男で、所謂ヒモ気質の誑し。自宅を持たず、誑し込んだ数々の他人の家を渡り歩いており、如月屋にもよく入り浸っている。 人並外れた長身に、暗い赤毛の魔性の男。 逢魔と同じ、国内最大の異形殺し組織「柊連」に属する大学生。また、逢魔のライバルであり、逢魔にも勝ると謳われる程の稀代の天才異形殺し。しかし、柊連を疎んでいる節がある。大振りの大刀使い。また、高位式神を従える式神使いでもある。 如月雨音と如月閃には古くから大恩があり、恩師にもあたる。 〇如月 雨音 (キサラギ アマネ) 31歳。生真面目で常識人な男。しかし、案外大雑把で豪胆な面もある。常に着物姿で白蛇のような印象の男。 朝緖の兄のような存在。 異形殺しを輩出するかつての名門流派如月家の現当主であり、柊連で異形殺しも兼業していたが、現在は引退し「如月屋」一本を営む店主。珍しく、異形は滅ぼすよりも盟を結び、交流して共存してゆくべきだという考えの持ち主。そのため、異形の世界である〝幽世〟に存在する、いくつかの国々の国主たちとも密かに人脈を持つ。 しかし、相手に悪意と殺意がある場合は容赦がなく、どんな手段をもってしてでも撃退する。杖術使い。たまに匕首も使う。 また、異形についてはその生態が未知数すぎるため、解剖も厭わない研究者気質。 〇海月 弥朔 (ウミツキ ミサク) 15歳。愛称は「クラゲ」。如月屋のバイトで如月雨音の弟子。 天真爛漫かつ快活な少女だか、怖がりな気質。趣味は同人誌作り。好きなものは漫画やアニメ。焦げ茶の短髪が特徴。師である雨音譲りの杖術使い。 如月家の分家の出で、実家が神社であるため祈祷や修祓術に長ける。 〇如月 閃 (キサラギ セン) 64歳。厳格そうな印象なうえに寡黙だが、喋ると案外陽気な人物。如月朝緖を拾った養父。美しい老女とも見まごう白髪の老爺。 その痩せ細った長身痩躯からは思いもよらない程の剛力で、大振りの得物を使うことを得意とする。 かつては「柊連」に属する異形殺しであった。現在は放浪癖があり、いつもふらふらと各地を流浪しているため、如月屋には滅多に居ない。

更新:2023/5/30

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作:風嵐むげん

【更新休止中】どうぞご笑覧あれ愛しき神よ、そして鮮血の復讐劇に喝采を!

 人間と吸血鬼が戦争を繰り広げる世界。戦地から遠く離れた田舎、クローゼ村で生まれ育った青年レクスは、首都の大学へ進学する為に毎日教会に通って勉強に励んでいた。  全ては戦地に向かった婚約者、ライラを支える為。彼女は吸血鬼を屠る力を持つ『ダンピール』であったがゆえに、十五歳の時に兵士として首都に招集されてしまったのだ。  あれから五年。再会の機会に恵まれた二人だったが、レクスはライラが自分以外の男との行為に耽っている姿を目撃してしまう。男の名前はヴィクトル。ライラと同じダンピールで、性格は問題が多いものの数多の吸血鬼を打ち倒してきた歴戦の強者である。  ライラの裏切りを糾弾しようとしたレクスだが、ヴィクトルの返り討ちにあってしまい村中から見放されて殺されかけてしまう。  人間の欲望に絶望しながら死に瀕するレクス。そんな彼に唯一手を差し伸べたのは、夜の闇の中でも美しく映える真紅の吸血鬼であった。 「私の目的はただ一つ。科学というガラクタをひけらかす人間達に、再び『神』の威光を思い出させること。人間であることを捨てて私の『隷属』になるなら、きみの復讐に力を貸してあげよう」  最強の一角を担う『真祖』でありながら、狂おしい程に神を崇める吸血鬼の手を取って。レクスは自分を裏切った人間達に復讐することを誓う―― ※ 作者多忙のため、五月まで更新を休止します。 『小説家になろう』でも公開しています。

更新:2022/12/15

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作:みやこ。@コンテスト2作通過🙇‍♀️

悪魔探偵〜奇才の名探偵ハルヒコと不憫な悪魔助手ニコラの奇妙な事件簿〜

悪魔×ミステリー×アクション 探偵?祓魔師?いいえ、悪魔探偵です。 天才過ぎるが故に変人な名探偵と不幸体質でちょっぴり抜けてる悪魔がタッグを組んで事件の真相を暴く!! 来る日も来る日も殺人、傷害、窃盗事件⋯⋯⋯⋯。 ありきたりな事件に飽き飽きしていた名探偵の西園寺春彦。 退屈した彼は探偵改め、呪いや心霊現象、都市伝説等を専門に扱う『悪魔探偵』に転向することに! そんな時、偶然とある田舎で起こった不可解な事件の噂を耳にして⋯⋯!? 辺境の田舎————辻咲村でまことしやかに囁かれる悪魔と契約したという少女の噂。彼女は地元でも有名な資産家の一族だ。 数百年以上もの間、姿の変わらない少女の一族は皆、短命で成人を迎える前に死んでしまう者が殆どらしい。 少女の姿をした魔女が一族の寿命と引き換えに、悪魔に永遠の若さと寿命を与えられているのではないか?はたまた、一族に恨みを持つ者の呪いか? 様々な憶測が飛び交う中、仕えていた少年の死と噂を不審に思った少女の住む館で働く新人メイドは名探偵と名高い春彦たちに依頼を持ち込むのだった。 ミステリー初挑戦です。拙いながらも出来る限りの伏線を張りました。楽しんでいただけますと幸いです。 ◎登場人物 ・西園寺春彦(さいおんじはるひこ) 23歳。クセの強い黒髪に金の瞳。183㎝。長身痩躯、(黙っていれば)薄幸の美青年。 服装はフルオーダーの黒のインバネスコートに黒のシングルスーツ、その日の気分によって変わる柄物の派手なネクタイ。最近のお気に入りは猫柄。 探偵業を営む、天才が故にちょっぴり頭のネジが外れた男性。日本有数の西園寺財閥の御曹司だが、継ぐ気はない。弟が1人いるので押し付ける気満々。 退屈を極めた結果、刺激を求めて探偵になった。重度の女好き。意外と打たれ弱い。 ・ニコラ 年齢不詳。センター分けの金髪碧眼で高校生くらいの姿をした美少年。170㎝。 服装は少し大きめの白シャツにリボン、キャメル色のタータンチェックのサスペンダーに同色同柄のキャスケット。 春彦が暇潰しに召喚した悪魔だが、肝心の春彦には悪魔だと信じてもらえず、特異体質を持つ厨二病の少年と認識されている。召喚時のトラブルで記憶喪失になり、真名を忘れてしまったため悪魔としての力を使いこなせていない。 いつも春彦の思いつきに振り回される苦労人。下剋上を目標に日々を細々と生きている。華奢な体格に似合わぬ怪力の持ち主。 ・常盤櫻子(ときわさくらこ) 悪魔と契約したと言われる数百年以上、姿が変わらない謎の少女。 黒髪に黒い瞳、桜柄の着物を着たおかっぱ頭の人形のような姿。中学生くらいの見た目。滅多に人前に姿を現さない。 ・九条(くじょう) 21歳。茶髪に明るい茶色の瞳。常盤家に仕える新人メイド。服装はクラシカルタイプのメイド服。 行き倒れていたところを常盤家の人に救われ、恩を返すために屋敷で働いている。救ってくれた常盤家の少年の死を不審に思い、密かに西園寺探偵社に依頼する。 よろしければ、こちらの作品もよろしくお願いします! 革命ロマネスク〜世直ししませう、帝都維新部隊〜 https://kakuyomu.jp/works/16817330647598745512 幕末を生きた偉人たちが現代に甦って戦うバトルファンタジーです。

更新:2022/11/9

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作:森ノ宮はくと

救国の騎士と衰亡の魔法使い~意地悪でお菓子好きな魔法使いに今日も騎士は振り回されています~

『救国の騎士』と呼ばれる騎士団長ルーク・ウェルフォードは、おとぎ話の中だけの存在だと思っていた魔法使いグレイと出会う。どうにかグレイを口説き落としたルークは、己の剣技と彼の魔法で、国を脅かす『メルム』と呼ばれる化け物と戦うようになる。他にも民衆からの相談に乗ったり、グレイの機嫌取りのためのお菓子を用意したりと、ルークは国のために奔走するのだった。 これは、とある騎士とかつて国を滅ぼした悪い魔法使いの、日常と戦いの物語。 ~主要キャラクターの概要・設定~ ルーク・ウェルフォード……王都の騎士団長。王都に迫った『メルム』という化け物を一人で倒した功績から『救国の騎士』と呼ばれるようになり、騎士団長に任命された経緯がある。正義感があり真っ直ぐな性格で、人当たりが良く部下や民衆から好かれやすい。魔法に対しては「便利そうだな」としか思っておらず忌避感を持っていない、グレイ曰く特殊な人間。父・母・姉・弟・妹がいる。大雑把な性格が玉に瑕。 茶髪・緑の瞳・25歳。身長181cm。 グレイ……古くから伝わるおとぎ話に出てくる悪い魔法使い。千年前、一国を滅ぼしたことから『衰亡の魔法使い』と呼ばれる。いたずら好きで人間嫌い。大の付く甘党。千二百年以上は生きているらしいが、正確な数字は本人も覚えていない。気が付いたらそこにいたので、親の顔も自分以外の魔法使いがいるのかどうかもわからない。 灰色の髪・赤い瞳。身長179cm。 ーーー 面白いと感じてくださったら☆を押してもらえると、私のモチベに繋がります。 楽しいと思ってもらえる作品をこれからも書いていきたいので、是非よろしくお願いします。 はくと

更新:2022/10/7

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