西洋と中華の文化が入り混じる異世界。その片隅で生まれた麒凰(きおう)帝国・菊乃井伯爵家の一人息子、鳳蝶(あげは)は五歳にして終わっていた。太り切った体型に加えて、味方はゼロ。しかも、突然現れた弟・レグルスには将来、爵位継承権を巡って殺されるらしいのだ……。武器は、突然生えた日本人としての前世の記憶「料理と裁縫」のみ。そんな中、成り行きで弟を育てることになった鳳蝶だったが――「私の弟、超可愛いんですけど?」――気づけば兄バカ全開に!? ひよこな弟のため、知育玩具を手作りしたり、茶碗蒸しを開発したり。前世の特技・家事力を総動員して、荒れた領地もコツコツ改善! 小さな一歩が神々まで巻き込み国まで変えていく、幼き兄弟の領地経営ファンタジー!
更新:2024/4/22
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【完結!6500PV突破ありがとうございます!】 【金のたまご・公式レビューいただきました!】 サラリーマン・寺崎正・四〇歳。 彼は何処にでもいるごく普通のおっさんだ。 家族のために黙々と働き、家に帰って夕食を食べ、風呂に入って寝る。そんな真面目一辺倒の毎日を過ごす、無趣味な『つまらない人間』がある時見かけた奇妙なポスターにはこう書かれていた――サークル「異世界召喚予備軍」、メンバー募集!と。 そこから始まるちょっと笑えて、ちょっと勇気を貰えて、ちょっと泣ける、おっさんたちのほろ苦い青春ストーリー。
更新:2019/1/11
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『心臓転移』。 その人を想っている誰かに心臓を奪われてしまうというものだ。 心臓が誰かに奪われ――盗まれる時代。『心臓窃盗保険』や『心臓探し専門の探偵』なんいうのもある。 二つの心臓を手に入れた猟奇犯に無理心中されたアイドルもいた。 最初は奇病・オカルトとして扱われた心臓コンバーションだが、今は心臓を転移し合う『心臓の交換』こそが真実の愛であると真しやかに囁かれている。 しかし、僕の心を奪ったのは、僕の恋人ではなかった。 僕の心臓は、いったい誰に奪われたのだろう。 ※5000字程度の短編です。サクッとどうぞ
更新:2019/5/21
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