アゼラという国のとある村で、一人の少年を除いた全ての住人が姿を消した。残された少年カイは十年後、養子となった先で便利屋として暮らしていた。そこに一人の男が訪れ、便利屋への依頼を持ち掛ける。 その依頼の内容は、男が数日前に耳にした噂──『村人が全て消えた』という山村の調査だった。 かつて自分の村で起きた謎の事態を忘れられないカイは、警戒心を抱きつつもその依頼を引き受ける。 初投稿です。不定期での更新予定。念の為、R15とさせてもらいます。 過去に作ろうとして挫折したオリジナルアドベンチャーゲームのシナリオをもとにした小説です。拙い所や至らぬ点はなにとぞ温かい目で見てやって下さい。
更新:2024/3/13
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父子家庭の一上康一は、己を蝕む原因不明の体調不良に悩まされている。そのせいで学校生活に支障をきたし、さらには迷惑を掛ける家族に対して負い目を感じ、それでも何とか高校受験に向けて頑張ろうとしていた。 ところが、夏休みが始まったばかりの夜、自宅敷地にある古木に雷が落ちてから康一の日常が変化する。 夜ごと自分の夢に出てくる謎の人物、普段の生活に現れ始める怪しい気配。 それらが康一の生活を脅かすようになる一方で、自分以外の家族は全くその変化に気付いていないようだった。 康一はこれ以上心配かけたくないと、家族に悩みを打ち明けられない。そのため、不安と恐怖を抱きながらもその怪異の正体を探ろうとする。
更新:2016/4/4
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この世の全てに絶望した男は、〝帰らずの森〟と呼ばれる自殺の名所である樹海に足を踏み入れる。そして、そこで古い洋館に住む少年と出会う。少年は、森の外での事を話して欲しいと男にせがんできて……。 死を覚悟した男と謎な少年が織りなす、ちょっと不思議な物語。 〝帰らずの森〟それは「信じる心」を失った人間が踏み入れると、出てこられなくなる森。そこから抜け出すには「信じる心」を取り戻すことだけだった――――。
更新:2013/5/6
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平安時代ベースのお話。恋に破れて、恋敵を呪いながら命を断とうとした祥子。その時、彼女は思い出す。昔、別な人物として生きていた頃の記憶を。その記憶が、彼女に別な選択肢を思いつかせる。 (この作品は和モノ納涼企画参加作品です)
更新:2016/7/11
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「まるで、魂が抜けちまったみたいだな……」 暴漢に刺され、意識を失い目を覚まさないまま、日に日に衰弱していくように見える俺の恋人を前にして、親友が、ぽつりと呟いた。 その言葉を聞いて、思い出したことがある。 ひらさか駅には、あの世と繋がる場所がある。 そこを通り抜け、死にゆく者の魂が坂を下りきる前に連れ戻すことが出来れば、死の運命を覆すことが出来る。という噂を……。 そんな噂に縋らなければならないほど追い詰められている俺。 今も病院で目を覚まさないまま衰弱していく妻……まだ結婚してないけど……が目を覚まして元気になるのなら、なんだってしてみせよう。
更新:2020/7/25
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昭和58年。 藤崎柚希(ふじさき・ゆずき)は、いじめに悩まされる日々の中、高校二年の春に田舎の高校に転校、新生活を始めた。 父の大学時代の親友、小倉の隣の家で一人暮らしを始めた柚希に、娘の早苗(さなえ)は少しずつ惹かれていく。 ある日柚希は、銀髪で色白の美少女、桐島紅音(きりしま・あかね)と出会う。 紅音には左手で触れた物の生命力を吸い取り、右手で触れた物の傷を癒す能力があった。その能力で柚希の傷を治した彼女に、柚希は不思議な魅力を感じていく。 2020年4月13日、本作のヒロイン桐島紅音のイラストをIrisさんに描いていただきました。
更新:2016/4/13
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